2024年最初の朔日餅は、
伊勢には毎月一日に普段より早く起きて、
神宮へのお参りする
「朔日(ついたち)参り」
というならわしが残っていて、
無事に過ごせた一ヶ月に感謝し、
また新しい月の無事を願って
お祈りするのだとか。
本店さんでは、お正月を除く毎月一日に
「朔日餅」を用意し、朔日参りのお客様を
お迎えされているそうです。
そして、2/1のお店のSNSにも
まだ真っ暗な中、赤福さんの前に
沢山の方の姿があります。
大阪だといくつかの百貨店さんの事前予約で
朝から並ばなくても確実に頂けるのは
とってもありがたいことです
因みに、関西では、
阪急うめだ本店、阪神梅田本店、高島屋大阪店、近鉄あべのハルカス店、ジェイアール京都伊勢丹店、神戸阪急店で取り扱いがあります。
立春大吉餅の朔日餅は、
小箱(6個入 税込900円)、
大箱(十個入 税込1,500円)、
化粧箱(9個入 税込1,800円)の3種類
お箱を開ける割れないように
しっかりと梱包されています。
立春大吉と書かれた紙がのせられた
ほうろくは、
昔は節分の豆を炒ったりしたものなのだとか。
ふたを開けると裏側にはお多福さん
本当に福は内なんですね(笑)
確かに福々しいお餅ほっこりする
中には、
器が昔、豆やお茶などを炒ったり煎じたりした
「ほうろく」で、特に節分には、
ほうろくでイマメの薪を燃して、
パチパチ音をさせながら
悪鬼退散の福豆を作ったことや、
俸禄が火にかけると、
陶土に含まれる鉄などの成分で
変色することがあることが書かれています。
因みに器の蓋はこんな感じで
黒いシールで固定されていました。
これも何か意味があるのかしら
碁盤の目の様に交互に並べられた
2種類の豆大福
悪鬼破邪の豆まきと
あけて立春を喜ぶ福々しいお餅は
素朴な見た目ながらとってもきれい
二月節分は「二十四節季の大晦日」
で、翌、立春が元日
豆をまいて一年の邪鬼をはらい、
新しい年を健康に過ごせるよう祈られ、
また、豆まきに因み、
2月は黒大豆と大豆の二種類の豆大福
なのだそうです。
因みに、このうぐいすの和菓子、
ちょうどこの日重なってしまったのですが、
今月の朔日餅の和紙と同じ柄なので、
一緒にいただくことに。
2種類の豆大福は、
つぶ餡と黒豆を包んだお餅と
こし餡と大豆を包んだ生地に
きな粉をまぶしたお餅。
お餅と豆の食感と風味が
楽しめるようになっていて、
お餅の周りにもきな粉が隙間なく
まぶされていますが、中にも豆が
こし餡のように思えるあんの中に
豆の粒が入っていて、食感のアクセントにも
なっているんです
お餅は薄く、ほぼ餡ですが、
上品な甘さと程よい大きさで
つい食べてしまいます(笑)
美味しい
来月はよもぎ餅です
赤福さんのよもぎ餅は、
朔日餅の中で1番と言っていいほど
好きなお味なので、
既に迷わず予約してきました
よかったらまた来月お付き合いください。
本日も最後までお付き合い頂き、
本当にありがとうございました。