穏やかな天気の年始でした。

色々ありますが、こんな一年であればいいな照れと思うばかりです。

今日は、お正月らしく

めでたい赤の小豆のおもちについて。



先日のブログで書いた様に

実家の伊勢で、

伊勢神宮内宮への少し早めの年越し詣のお話です。



年越しスタートは20時位。

お写真だと見えないですが、この日、月の見える星空が綺麗で、猿田彦神社方面から内宮の宇治橋前にまっすぐ続く石畳の「おはらい町」を歩いていても、懐かしい星空にテンションが上がりますアップ

時間が早いせいか、コロナのせいか…

大晦日こんなに人が少ない宇治橋の大鳥居を見たのは、初めてかもびっくり笑い



奉納された三重県産の清酒が沢山並べられた神苑では、大篝火の準備が始まっていました爆笑


こんな早い時間(20:15頃)に来ると、火を付けている様子が見られるのですね。初めて見ましたびっくりマーク


火除橋を渡って内宮参道の右手のゆるやかな斜面を下りると…

徳川綱吉の生母、桂昌院さんが寄進したと言われる石畳を敷き詰めた御手洗場。

お昼間は鯉を観ることもできるとても綺麗な川ですキラキラ

五十鈴川は、「御裳濯川」とも呼ばれ、倭姫命が御裳のすそを濯いだことから名付けられたと伝わり、神路川と島路川の二つの流れが、合流して五十鈴川となるそうです。御手洗場の流れは清らかさの象徴。水が透き通って、夜でも光に照らされた水底のお賽銭(投げていいのかどうかは分かりませんが)までお写真の様にはっきり見えますビックリマーク


今年は干支がうさぎで干支守も可愛らしい。

伊勢神宮にはおみくじはありませんが、お守り等の授与はあります。



上のお写真の左手の階段の様に、この時間は、

お詣りを終え正宮から降りてみえる方もまだ少ないビックリマーク


正面の石段も全然空いていましたアップアップ


年越しの時間を見計らってみえるのか何人か石段の下で立って並んでみえましたけど…

年越しや初詣の時は沢山の人でこの階段は埋まるほど。こんな景色は初めて見ました。

ゆっくりお参りできて、早く来るのもいいかも照れ音譜


鎌倉殿でも登場した三種の神器の一つ八咫鏡がご神体としてこの伊勢神宮にお祀りされているそうです。


伊勢神宮は、内宮・外宮の他に14ヶ所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所こ所管社の合わせて125宮社から成り立ち、正式には「神宮」とのみいいます。


こちらは、内宮に所属する十所の別宮のうち、第一に位している荒祭宮。

こちらもお参りして…



この日、先程の大篝火の他にもいくつかの小さな篝火が用意されてました。

毎年、御神酒や甘酒の授与と共に大晦日にお餅が頂けたのですが、コロナで今年も全て中止となっていました。

でも、お家からお餅と網を持ってみえて焼いてみえる方もいらっしゃって、お写真の様にとっても美味しそうに焼けてました笑

私も、待ってきたかったえーん

昨年も用意しようと思っていたのにまた忘れてきてしまいましたタラー自分家のお餅でもこの篝火で焼いたらご利益がありそうですよね。




1時間以上経って神苑に戻ってきましたが、

大篝火の火はまだまだこんな感じ汗



神宮の方々が木を動かしたり色々調整されながら、しばらく火にあたってまっていると…ダウン

ようやく火が大きくなってきました。この時間になると、大篝火の周りにも沢山の人が集まっていました。


昨年の大篝火。私が行った時にはこんな感じでした。

知りませんでしたが、

こんなに燃えるまでは大変だったのですねびっくり

穏やかに幸せな一年でありますように…キラキラ


神宮でのお祈りを済ませ、まだまだ閉めてみえるお店は多いものの、せっかくなのでおはらい町を楽しんで帰ることにビックリマーク

今回は赤福さんについて。



赤福さんが手がける「五十鈴茶屋」さんは、

まだ閉まってました(昨年同様0:00に開店)が、

アップ夏にかき氷を頂いた時のカフェの様子。




お隣の赤福さんの本店と、内宮前支店、外宮前店は大晦日の夜は終夜営業されているので、

歳納めに赤福を食べようと、とりあえず発券。

26組30分待ち(店内飲食)ガーンとなっていましたが、案外すぐ入れましたニヤリ

店内で頂けるのは、赤福のみ。


この時間、お持ち帰りはすぐに買えましたが、

「白餅黑餅」は売り切れになってました。


向かいの赤福本店別店舗で頂けるのが、

冬季限定の「赤福ぜんざい(600円)」

寒い冬にはとっても温まりそうなおぜんざい。




本店の店頭に据えられた朱塗りの竈(かまど)ダウン
昔から竈には神が宿ると言われ、竈と火の神として信仰される「三宝荒神(さんぽうこうじん)」。穢れや災いを浄化する力があると言われるこの神様をお祀りし、毎朝神聖な気持ちで大切に焚かれる竈の火。

本店で出される番茶はこの竈で沸かしたお湯が使われ、清らかな心とおもてなしの象徴である竈とともに、毎朝5時にはお店をあけ、お伊勢参りに来られた方々を迎えられています。これは、一年を通じて朝5時にはお参りができることによるもの。

また、一緒に提供されているお茶は、三重県産の「伊勢茶」で、有機栽培で育てられたお茶を赤福餅に合うように特別にブレンドされています。

この時間にはさすがに見ることはできませんが…

川向こうには伊勢で一番高い朝熊山を始め、神様のご用材を養う神路山の緑の山並みを望め、先程の清流で知られる五十鈴川に面した縁側のお庭のお席と、


店内にある畳敷きのお座敷席があります。

お写真は2人分ですが、

赤福餅(盆) 税込250円(1人前)

お箸でいただくのは、昔はお餅が食事であった頃のなごりなのだそう。

赤福もちの独特な形は、伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎをかたどり、餡につけた三筋の形は清流を、白いお餅は川底の小石を表しているのだとか。

この三筋の清流を一つ一つ真心こめて形づくりしているのは、地元三重の県産の番茶を焙じる香ばしい香りが広がる店内で餅入れさんと呼ばれる女性職人さんの繊細な指先。




伊勢に行かれた方に

「赤福によく似ているお餅」とよく聞かれるのが…

二見に本店をおく、

創業280年余年の老舗御福餅本家さんの「お福餅」


こちらの餅を包んだこし餡は、二見浦に打ち寄せる波の形を手作業で表現されたもの。

確かにパッケージもお餅も似ているかも笑


お福餅さんで好きなのが、

昭和24年発売の「お福アイスマック」

こし餡アイスキャンディーは、クリーミーであっさりとした甘さ。

現在はオンラインでも10本入税込1,500円(送料別)で販売されていますが、子供の頃の夏の思い出です。

懐かしい素朴な小豆アイスバービックリマーク

よく買ってもらっては親と一緒に頂きました照れ



赤福さんのお話に戻って…


1月を除いて、毎月朔日には赤福の他に朔日餅を頂くこともできるそうです。

因みに次回の二月の朔日は、「立春大吉餅」

黒大豆と大豆を使った二種類の豆大福。

美味しそうですよね照れ

こちらは、大阪の百貨店等でも予約購入できますが、

お店で頂くと、少量で頂けるのも嬉しいですし。

お仕事してると、なかなか朔日に行けることはないですが…タラー



下のお写真の庭先に置かれた句碑はダウン

俳人山口誓子氏が詠まれたもの。毎朝5時の開店に備え、4時頃に竈の火を焚かれるのだそうで、まだ薄暗い店内で女将さんが竈に薪をくべる様子を巣から顔をのぞかせた燕が見守っているという内容。ただの1日も欠かすことなく続けることの強い忍耐力を詠まれたものということです。

この句の通り、赤福さんは、ずっと朝5時から夕方5時まで年中無休でお店を開けてみえます。

お帰りはこちらの裏口から。お店の脇を抜けておはらい町に出ます。

おかげ横丁の方の空にお月様キラキラが浮かんでました。


長くなってしまったので、おはらいまちについてはまた次回にしますアセアセ


本日も最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。