世界初とんでもないハイエースワイドを作ってしまいました | コクピットタカハシの中身ブログ

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お客様の為になるカーライフサポートブログです

でもたまにプライベートな趣味話もあったり無かったり…

皆さん


どうもまた尾崎です




今回のネタはまたしてもハイエースです



当店に入庫するハイエースは変わり種が多いのですが

今回のは凄いです


20インチアルミ装着して2インチローダウンしたハイエースワイドなんですが

「コイツ鈴鹿を全開で走れるんじゃなかろうか!?」

てな車を仕上げてしまいました


まずアルミから




ダイナスティーベルベットV7
20x8Jになります

タイヤは
245/35R20 NITTO NT555







んーツライチ
かなりスパルタンな仕様になりました!

カッコイイ!
















そして後日…








アブソーバをO/Hするか新しいモデルに買い換えるかのご相談を頂き来店


現在装着されているのはビルシュタインダンパーなのですが

どうもいまいち気に入らない様子

と言う訳で新しいダンパーを探します



第一候補は評判の高い安定のオーリンスDFVダンパーでしたが

問い合わせてみたところ
在庫切れで納期に時間が掛かってしまうのでアウト



…さて



ここからが大変です

ビルシュタインダンパーの次となると僕の頭ではやはりオーリンスだろうと踏まえていたのですが肩透かし



オーナーさんも僕も多種多様なメーカーから納得の行く物を探し始めます





2人共に意志は頑なに


絶対に妥協しない‼



です















そして遂に見付けました…結構冒険したところもありましたが



このメーカーの社長がやはりアレなんで僕は自信を持って進めました


TM-SQUARE TRANSPORT ダンパーキット





ハイエースの足回りを 「田中ミノル」 が、超本気で、


怖い思いをすることなく、高い平均速度でクルージングしたい!

妥協することなく、究極の乗り味にて、ハイエースとのスポーツドライビングを楽しみたい!


といったコンセプトの元、徹底的に開発をかけて仕上げた ダンパーキットです!

と言った商品説明
詳しくは田中ミノル社長のブログへ




まぁハイエースオーナーにはピンと来ないメーカーだろうと思います

何せ田中ミノル氏は元レーシングドライバーなんで
TMスクエアはモータースポーツ寄りのパーツを開発供給してる会社

特にZC系スイフトに力を注いでるのですが

この社長
製品開発にはとにかくこだわります

何度も何度も色々なパターンテストを繰り返し納得いかないと製品化しないと言う

妥協を一切許さないメーカーで有名ですので僕も
「このメーカーなら…イケる!」


しかもこのダンパー基本的にはナローにしか適合してません

TMスクエアさんも未確認との事でハイエースワイドへの装着は世界初です



世界初です



大事なので二回言いました



なので今回はテスター価格で卸してもらいました



有り難う御座います!




勿論オーナーさんにも今回は破格の値段でご提供出来ました‼



そうこうして取り付に至るのですが

データが飛んじゃって画像がありません…スイマセン





さて20インチ装着車に最高の乗り心地を目指したこのハイエースワイド


実際運転してのインプレですが


先ず端的に言いますと







この脚スゲェェ!



とんでもないダンパーです…





今回のセッティングはあくまでもナロー設定ですが250kg積載時のデータでセットしました

最初はワイドのキャンピング仕様なのでもう少し固い方がいいかな?
と思いましたが…

丁度良い感じです





そしてテストドライブです

路面の凹凸を乗り越える最初瞬間
(いわゆるアブソーバーが縮むバンプ側)
を先ずは柔らかーく吸収します



その瞬間
僕の幼少から大して容積の変わらない脳みその中では


「んーちょっと沈み込みが速いなぁ…(柔らかい)これはリバンプ側で収まらん感じ…車がフラフラ揺れちゃ…う…アレ?」

車が揺れません…
「アブソーバいつのまに伸びた?アレ?」





「ナニコレ!?」




そうなんです

縮むバンプ側の速度は早いので最初の衝撃を吸収して突き上げ感を消すのは良いのですが…

このアブソーバの凄いのは伸び側リバンプです
伸びてくる速度がゆっくりなんです!

一度縮んだバネとアブソーバーは今度は伸びようと反発するのですがこのダンパーはそれをゆっくりと抑え込んでしまうので

気持ち悪いぐらい車内が揺れません!!!!!!





更にぃ期待大のコーナーリングレスポンスは…

「ブレーキでフロント荷重かけて…っと
んー車重いし程々で曲がっとこうかな……ん?…アレ?オーバーステア…エ?…エ?」




「めっちゃ曲がるやぁん!?」



伸び側がゆっくり伸びるお陰で
フロントタイヤに荷重が懸かりインリフトを抑え込んでしっかり頭の向きを変えてくれます

すんごい脚です!

レーシングカーに近い曲がり方です!


ユーザーさんにも試乗してもらったところ…

「ナニコレ!めっちゃ良い!ハイエースじゃ無いみたい!(笑)」


僕もユーザーさんも完全な虜になってしまいました(笑)


因みにスタビライザーとトーションバーは前後クスコ製の社外品を装着してますが

基本ブッシュ類はノーマルですそれであのレスポンスは本当に素晴らしいです

さすが田中ミノル社長!!


ハイエースオーナーの皆さん

「ハイエースだからまぁ多少はしょうがないや…」

といって乗り心地や運動性能に我慢する必要は無いんです!


シンプルな造りの車程良い仕事をしてあげればその分だけ劇的に変わりますからね!