いろいろな方の想い | 手作り雑貨 coccoloのブログ

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こんばんは~。yomi-nekoです猫の肉球

お盆も終わると、もう夏の終わりですねー。

・・・って、まだまだ暑いですが。



さて。

昨日のお芝居の補足など。


福岡市美術館では、実物大の「震電」が展示されていました。


手作り雑貨 coccoloのブログ-震電前

前方より



手作り雑貨 coccoloのブログ-震電後ろ

後方プロペラ部分



これは、彫刻家、中ハシ克シゲさんを中心とした

「震電プロジェクト」というものです。

模型の震電の部分写真を細かく撮り、それを手作業にて拡大し、

ボランティアの方達と張り合わせて組み立てていくというものです。


手作り雑貨 coccoloのブログ-アップ

こんな風に1枚、1枚、張り合わせられています。

適当に張り合わせているのではなく、

写真を撮られる時にテープに気泡をいれて、

それに合わせて張り合わせたそうです。



このプロジェクト自体は、数年前より「ゼロ・プロジェクト」として、

海外や日本で数回行われてきたものだそうです。

同じように地元のボランティアの方たちと零戦を組み立て、

展示した後、バーニングという“燃やす”という行為によって

終了するようです。

バーニングから、大切なものを失うという事を学んで欲しいとの

事でした。


今回の「震電プロジェクト」はゼロ・プロジェクトの福岡版としての

イベントでした。


そして。

今日、8月16日がまさに震電が壊されてしまった日なのです。

ギンギラの芝居が終わったあと、

この震電も終わりを迎えました。


残念ながら福岡では、役所からの許可が下りず、

バーニングは断念されたという事でした。

そのかわり、今日のイベントに来られた方に、

約2万枚の写真をばらばらにして配布すると言われていました。


この詳しい話は、実は14日に芝居後に震電を見た時、

ボランティアに参加されたという、おじいさんから聞きました。

「貴重な事に参加させてもらった」と感慨深げに話されていました。


本当は、今日のイベントに行きたかったのですけどね苦笑い



出来れば、

福岡でもバーニングをして欲しかったです。

震電を作られた方達への想いも込めて。


あ、戦後、

震電を作り上げられた技術は、

現代、西鉄バス製作に使用されているようです。


操縦士の命も守るという技術は、

そのまんま、運転手&乗客を守る技術になっているんですね。


震電が形を変え、

平和な現代に生き残っているのです。


願わくば、戦争が無くなる様に。

日本が戦争に関わることのない様に。


祈ります。