軍艦島
シルバーウィークは九州方面に行ってきました。
学生時代に廃墟萌え的な趣味もあったので、廃墟として有名な軍艦島には行きたいとずっと思ってたのだが、4月から上陸できるようになったと聞きつけては行かない訳には行かないでしょう。
萌えるような廃墟の写真を撮りたいなと考えていたのだが、実際は全くいい写真は撮れなかった。
撮っている最中も売っている写真集でも買えばいいやという感情が押し寄せてきていた。
でも満足。
当時軍艦島に住んでいた方の話やコンシェルジュの方のお話を聞けたのがすごく良かった。
「軍艦島は時間とともに崩れゆく悲しいもの」というイメージを持っていたのだが、実際に住んでいた人にとっては悲しいという感情はなさそうに思った。
「軍艦島は脱皮をしているだけなんです」と語っていたように、ただ昔の状態に戻っていくだけなのかもしれない。
何より強く感じたのは、メディアによって作られるイメージや情報は、偏っていて視聴者に誤解を与えまくっているなと思う。
日本初の鉄筋コンクリートだの、当時は珍しい家電導入率が高いだのいいことばかり流しているけど、実際はそんな優雅な生活をしていた訳ではなく、当たり前だけどかなり過酷な状況で生き抜いていたのだなと感じた。
なんせ植物は全くなく緑を求めて壁を緑に塗ってしまうことや、汚水水関係がひどく赤痢などの病気の恐れがあったこと、もちろん炭坑で命を落とす人もいる。
今は不景気だとかいうけれど、実際に軍艦島で石炭を掘れば金になるという話があっても、まず今の時代は誰も行かないかもな。
そんなことを考えてしまいました。
「軍艦島は廃墟を見るのではなく、炭鉱の町として見てほしい」と言っていたが分かる気がした。
やはり廃墟といっても、昔はそこに生活があったのだから、それを感じずにただ間違ったイメージだけで見るだけでは何も生まれないしな。
とてもためになりました。



