すみません。
今日は僕自身のことについて書きます。
ずうっと、気づいてはいたけど、目を瞑って気づかないフリをしてきたことがあります。
最近ようやくその事実を自分の中で消化できるようになりました。
だから言えます。
僕は音痴です。
音符も読めませんし、口で正しいドレミも出せません。
これは音痴あるあるだと思いますが、「歌い出しの音、ズレがち」です。
僕の音痴をデパートでたとえると、何階に何が売ってるか分からない状態で買い物してる感じです。
案内板(=楽譜)を見ても、案内板に何て書いてあるか分からないからそもそも見ることを諦めます。
とりあえずテキトーに欲しい商品がありそうな階に行きます。
(このフロアには欲しい商品はなさそう)
ということには意外と気づけるので、そこでまた別の階を目指します。
階段で行きたいけど音痴は当然階段の場所すら分からないので、エレベーターを使うことになります。
でも、エレベーターに乗ったところで自分が今何階にいるか分からないので、ボタンをテキトーに押します。
すると全然違う階で降りてたりします。
上の階に行くエレベーターに乗ったつもりが、ドアが開いたら地下の階だったなんてこともあります。
上がりすぎて屋上に行っちゃうこともあります。
屋上、つまり、ありえないくらいの高音です。
ファルセット、というか、裏声って感じです。
で、ここまでくると音が違いすぎて楽しくなっちゃう。
楽しくなっちゃうところも、なんていうか、屋上って感じです。
ライブで、RADWIMPSのバイマイサイやったときなんて、僕のハモり0点でしたよ。
音痴だからハモれないんです。
チュロシの歌声に引っ張られそうになるけど、正しい音階が分からないから踏ん張れない。
チュロシの歌声に誘われるまま、そっちに行っちゃいそうになる。
チュロシのいる階に欲しい商品がないって分かってるのに、チュロシがいるという事実のみで同じ階に行きたくなっちゃう。
駄目だって分かってるのに行きたくなっちゃう感じ、なんだか大人の恋みたいな。
でも大人の恋と同じで、ふと冷静になるわけですよ。
(あたしのいる場所はここじゃない)
って。
で、チュロシから離れることを決意する。
そして新たな恋を探す。
つまり、上の階を目指す。
で、気づいたらなぜか屋上にいる。
裏声。
いわば不倫。
"絶対にしてはいけないこと"
耐えがたい不協和音。
あの時はバンドメンバーを始め、お客様にも大変ご迷惑をおかけしました。
SUM41のSTILL WAITINGやったときなんて、サカナクンが入りのギターの音を間違えたもんだから、パニックでした。
サカナクンのギターが始まった瞬間に自分の居場所がわからなくなって。
なんかサカナクンがおかしいことには気づいていたけど、サカナクンの音に吸い寄せられて。
ありますよね、そういう恋。
絶対に自分のタイプではないと思っていたし、はっきり自覚していたのに、いつの間にか付き合っていること。
で、別れた後に
(最初から自分のタイプではないことは分かってたのに…。なんであんな奴と付き合っちゃったんだろう)
って思う、みたいな。
サカナクンが、まさにそれでした。
サカナクンなんてタイプじゃないし、付き合うとか考えられない!
って思っていたのに、気づいたらサカナクンとヤってて付き合うことになったみたいな。
…分かりづらくなってきたので、たとえるのやめます。すみません勝手で。
何が言いたいかというと…
やはり、音痴だということ。
そしてそのことを僕は受け入れていること。
音痴という自覚のある音痴なので、無知な音痴と一緒にしないでほしいこと。
でも歌うのはすごく好きだということ。
だから音痴界のピラミッドの頂点にいるということ。
そういうことです。
おっしーでした。