電気の話 | こびないブログ

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Gt & Cho : サカナクン
Dr : ホルモン青木

による"こびない"ブログです。

うお座です。



突然ですが、北海道ツーリングに急遽行けなくなりました。
上司にOK貰って申請は通ってましたが、連休に有給をくっ付けるとは何事か!と役員レベルで、この1週間前のタイミングでひっくり返されました。時代に取り残された会社です…

残念ですし、非常に腹立たしくもありますがどうにも出来ないことなので諦めました。


突然ですが






エフェクターボード、死にました。




蝶番のとこ、完全にバカになっています。
中身入れて歩くと、100歩くらいでガバっと開きます。

結構前から気になってたのを誤魔化しながら使ってたんですが、もうダメっぽいです(^^;




なので買い替えたのですが、折角なら少し大きくして、壊れない丈夫なやつにしようと。
北海道ツーリングのお金も浮いたし。



結果

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超デカイ。(中身空で約6キロ)

アルモアというメーカーの物を音屋で購入。
サウンドハウス最高です。品数豊富だし安いし。納期も早いし安い。外出しないで済む引きこもりホイホイだし安い。
最近サウンドハウスとアマゾンでしか物買ってないな。


デカくなったので、エフェクターボード作り直そうと。



今回はちょっとだけ勉強した上で考えます。
独学ゆえ間違っていることもあると思いますが、話半分に見てください。




【音質劣化について】

アンプ直と比較すると、エフェクター使用した回路が音質劣化を起こしやすいのはご存知の通りです。


電線が長くなると電圧降下が起こります。
エフェクターを繋げるということはそれだけ回路の総延長を伸ばすということ。
さらにエフェクター自体の回路を通ることで、音質劣化が発生します。



【エフェクターの種類について】

エフェクターは、音質を劣化させる。
これは物理的に仕方のないことです。
ただ、そうは言ってもエフェクターは音楽の幅を広げてくれるため、弦楽器奏者の頭を悩ませがちなヤツです。


エフェクターのバイパス仕様には代表的な物が2種類あります。

エフェクターを買った経験のある方は聞いたことあると思いますが、エフェクターによっては「トゥルーバイパス」という売り文句の物があります。


はっはーん。音質劣化が起こりにくい、良いエフェクターなんだな。
くらいに僕は思ってました。
この理解の仕方、まぁ、全部が間違ってるわけではないですがもう少し考えます。




電気には直流と交流があるのは皆さんご存知の通りです。ギターの信号は交流なのですが、交流における抵抗をインピーダンスと言います。
結構出てくる用語なので、覚えといて損は無いです。



突然ですが、オームの法則、覚えてますか?
V=IRってやつです。ちなみに電力はW=IVです。

この2つの公式を使って


例えば10Wの電力を回路に流した時の電圧、電流、抵抗の関係を見てみます。



[電圧が100Vの場合]
10=100I
I=0.1
電流は0.1Aとなります。
この回路の抵抗を求めます。
100=0.1R
R=1000
抵抗は1000Ωです。

[電圧が10Vの場合]
10=10I
I=1
電流は1Aとなります。
この回路の抵抗を求めます。
10=R
R=10
抵抗は10Ωです。



つまり、電圧が高い場合はインピーダンスも高くなり、電圧が低い場合はインピーダンスも低くなる。
逆に、回路のインピーダンスを高く取れば電圧が高く取れるということです。



高いインピーダンス、ハイインピーダンスと言うのですが、実は弦楽器から出た信号は全てハイインピーダンス(200kΩ〜500kΩ)、電圧の高い状態になります。
※ パッシブ、つまりプリアンプ非搭載機種の場合



ハイインピーダンスの状態は、アンプ直と同じなので音質は限りなく楽器の原音に近くなります。
が、電気的に不安定で、迫力のある音になり易い反面、ノイズを非常に拾いやすいというデメリットもあります。


何とかして回路をローインピーダンスにしてやると、ノイズに強くなるが原音とは遠くなります。



最初の話に戻ります。
エフェクターには大きく2種類。「バッファードバイパス」と「トゥルーバイパス」があります。


バッファとは、電気的に安定した状態を作る機器のことですが、つまりはローインピーダンスの状態を発生させる機器です。
この機能を回路に搭載したエフェクターが「バッファードバイパス」という物です。
こう書くと一石二鳥なエフェクターで、いいエフェクターのようです。
ただし、バッファを搭載しているということは、音質を変えてしまうということ。当然、抵抗量も増えます。電源オフにしていても音質変化を引き起こしてしまうというところが、最大の欠点と言えます。

ちなみに、BOSS社のエフェクターは全てバッファードバイパスになります。


反対にトゥルーバイパスエフェクターは、電源オフの時はエフェクター回路をスルーしてくれます。機器接続による音質劣化は多少起こるものの、バッファードバイパスよりも音質に与える影響が無く、構造もシンプルになります。



この点を踏まえて、エフェクター接続をします。

まず、現状


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ギター→チューナー→バッファ→ファズ→空間マルチ→ディストーション→ディレイ→ブースター→アンプ

直列7台……
しっかり回路を理解しておらず、必要な物をどんどん接続した結果です。


1番良いのはループボックス(スイッチャー)使って、1回路辺りの接続台数を減らすことだと考えました。


例えば

ギター
→loop1 ファズ
→loop2 ディストーション→ブースター→ディレイ
→loop3 チューナー→空間マルチ

⇨アンプ


こうすれば、各回路あたりのエフェクター数は1〜3台になるので、アンプ直に近い音質になるはずです。



ってわけで

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自作。


命名「リア充爆発スイッチ」です。


3回路スイッチャー。
OFF時はトゥルーバイパス。
各回路作動時に赤、青、黄のLED点灯をします。
あと踏むたびにリア充が爆発しそうになります。



自作楽しいなぁ。
部屋で独り作業するの好きです。
時間経つの忘れます。


ぼっち最高やん!