JMeterを使ってみる③結構使う設定エレメント(ユーザー定義変数・HTTPクッキーマネージャ) | ラッシュライフ

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設定エレメントって?

実際のシステムで負荷試験のシナリオを作ろうとすると、単純にリクエスト投げれば大丈夫みたいな状況ってほとんどないと思います。
実際は、一スレッド毎にセッションが必要だとか、予め用意したリストを回したいとか。。
そんな状況で活躍してくれるのが設定エレメント。 いくつか実践で使った事のある設定エレメントの使い方を紹介しようかと。

ユーザー定義変数

負荷試験をする際、「テスト環境変えるからホスト名変えたいわ」とか、「ローカルで動確認するから一時的にスレッド数とかランプアップ変えたい」とか値を変えたいみたいな状況ってある。

そんな時に変数を設定できるの機能がユーザー定義変数。


①設定方法
右クリック→追加→設定エレメント→ユーザー定義変数をクリック
追加ボタンを押し、下記の項目を埋めていく。

名前:設定したい変数名を入力
値:使いたい値を入力
Description:変数の説明とか使い方を書いとくと他のメンバーが分かり易い。

②設定した変数の使い方
変数を使いたい場所で、${名前}という形式で入力しておくだけ。
例えば、↑の例だと、HTTPリクエストサンプラーのサーバー名またはIPの欄とかに${HOST}みたいな感じで記述しておく。

こうしておくと、開発環境に向けたいとか本番環境に向けたいみたいな時、設定した変数の値を変えるだけで向き先を全て変更できるから便利。

こんな感じで、シナリオの一番上の階層に置いておくと状況によって値変えられるからお勧め。
※HTTPリクエスト初期値設定とかでも似たような設定はできるけど、上で書いたやり方の方が柔軟性あるし、一括で管理できるからユーザー定義変数使ってます。まあ、好みかな。

HTTPクッキーマネージャー

シナリオ作成してると必ず直面するのが、「1スレッド毎に別セッションで流したい」みたいな状況。
こんな要望に答えてくれるのが、このHTTPクッキーマネージャー。
使い方は簡単。

右クリック→追加→設定エレメント→HTTPクッキーマネージャーをクリック

これだけで設定完了。
セッションを管理したい階層の下に置いておくと、その単位で動いてくれます。
※複数のスレッドグループを作りたい場合はそのスレッドグループ毎に置いてみるとか。
JMeter、こんな感じでシナリオ作成の補助している機能が満載です。

次回も設定エレメントでよく使う機能書こうかと。

では、また。