汗と、鷺と、少しの誇り
続けられなくても、続いている
今日は、朝から少し調子が狂った一日だった。
風邪気味だったのか、気づけば11時過ぎまで眠っていた。
目が覚めた瞬間、頭の中に浮かんだのは「あの5時起きの散歩はどこへ行った」という声。
毎朝続けてきたことが途切れてしまったようで、少しだけ焦る自分がいた。
でも、今日は夜勤の日だった。
だから、明日の朝は歩かない。
そう思うと、今日ぐらいは体を休ませてもいいのかもしれない、と思い直した。
それでも、じっとしていられなかった。
「今から行こう」と思い立って、外に出てみた。
真夏の昼前の日差しは、想像していたよりずっと強かった。
少し歩いただけで、汗がどっと噴き出す。
いつもの散歩とは、汗の量がまるで違う。
いつもなら30分ぐらい歩くところを、今日は10分で切り上げた。
無理をしないことを選んだ。それだけのことなのに、なぜか少し、自分を責めたくなる気持ちが顔を出した。
でも、10分でも外に出て、川を見た。
水位がずいぶん減っていることに気づいた。
木の上には鷺が一羽、じっと止まっていた。
ああ、夏だなと、しみじみ思った。
それだけの時間でも、季節はちゃんと私に何かを見せてくれる。
思えば、以前の私は、人からかけられる言葉が、うまく心に入ってこない時期があった。
励ましも、慰めも、時にはただ痛いだけだった。
心を固く閉じていないと、崩れてしまいそうな日々だったのだと思う。
でも最近は、「ありがとう」と素直に思える瞬間が、少しずつ増えてきた。
全部を受け止められるわけではない。
それでも、私を思ってかけてくれた言葉。何も言わずに、そっと隣にいてくれた人。
見守るように、距離を保ちながら気にかけてくれた人。
そういう優しさに、以前よりも気づけるようになった自分がいる。
悲しみは、人との距離を遠ざけることもあった。
けれど同時に、人の温かさを、以前よりも深く教えてくれることもあった。
グリーフの中にいると、心を閉じることは、自分を守るための、とても自然な反応なのだと聞いたことがある。
傷つかないように心を固くすることも、少し時間が経ってから、また少しずつ開いていくことも、どちらも間違いではないのだそうだ。だから、優しさを受け取れなかった過去の自分を、責める必要はないのだと思う。
とはいえ、今でも、家にこもって過ごす日は多い。
玄関には、電池を替えたばかりのキャンドルライトが灯っている。
部屋には、ペンギンのうちわと、L菜のために選んだ甘いお菓子。
何より、L菜の気配がそっと残る、私にとって世界で一番心地いい場所。
外での優しさに感謝しながらも、家では大好きなL菜と一緒に、自分たちのペースで静かに過ごす。
それが今の私にとって、いちばん自然な在り方なのだと思う。
どれだけ「優しさを受け取れるようになった」と思える日があっても、心がふっと揺れる日は、これからもきっとある。
それでいいのだと思う。
10分だけの散歩でも、汗をかいて、川の水位に気づいて、鷺を見つけて、夏を感じた。それだけで、今日はもう十分だった。
もしかしたら、あの鷺も、空の上のL菜と一緒に、こんな暑い時間に歩く私を見て、「ママ、無理しないでね」と、少し呆れながら見守ってくれていたのかもしれない。
それとも、本当は逆で――
家にこもりがちな私を、少しでも外へ連れ出したかったのかもしれない。
L菜へ。
「L菜、今日も、そっとそばにいてくれてありがとう。
みんなの優しさを、今日も少しずつ受け取っているよ。
今日、一緒に外を歩いてくれたのかな。
暑かったよね〜。おかげで、夏っ!て感じられたよ。
また明日、一緒に朝を迎えよう。
応援してくれてありがとう。今日の夜勤、頑張れそうだよ。」
グリーフ×自律神経×生活グッズです![]()
グリーフの日々を、静かに支えてくれたもの
グリーフ期は、心だけでなく体も限界になります。 眠れない、食べられない、外に出られない。
そんな日々の中で、気づいたら手が届いていたものを、ここに残しておきます。
特別なものではなく、ただそばに置いておけるもの。
ひとつでも、誰かの「これならできる」になれば。
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① お線香(白檀の香り) ——香りと、気持ちの落ち着き
香りは、言葉よりも早く気持ちに届く。
白檀の静かな香りは、自律神経をそっと整えてくれると言われています。
火をつけて、ただそこにいる。 それだけでいい時間が、確かにある。
L菜とつながっている気がして、今も毎日焚いています。
▶ 香樹林
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② 抱き枕 ——睡眠と、自律神経
眠れても眠れた気がしない夜が、長く続きました。
何かを抱きしめる感覚は、体を落ち着かせてくれる。
それだけのことが、夜を少し変えてくれました。
ぬいぐるみでも、枕でも、形はなんでもいい。
ちなみに無口な息子の一人暮らしにも、こっそり送り込みました。母の静かな作戦です。
▶ ねむねむプレミアムクッション
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③ ソーラーこうペンちゃん ——L菜との記憶
光に反応して、ゆらゆら揺れる。 L菜が大事にしていたものです。
今もそこにいるような気がして、眺めているだけで少し息ができます。 揺れるたびに、L菜が「見てる」気がしています。
▶ ゆらゆらソーラーフィギュア
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④ ウイッグ ——外出と、気持ちの切り替え
身支度をする気力がない日は、本当にある。
でもウイッグをかぶるだけで、「出かけられる自分」になれることがある。
それだけで十分な日があることを、この1年で知りました。
いろいろ試して、今はブライトララさんのものが一番しっくりきています。
これをかぶって出かけた日は、少しだけ遠くまで行けた気がしました。
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⑤ 電気毛布・ホッカイロ ——体温ケアと、自律神経
体を温めることは、自律神経を整える一番手軽な方法だと思います。
寒かった冬を、電気毛布に支えてもらいました。
外出先ではホッカイロを。貼る場所によって、じんわり効いてくる感覚が違います。
▶ ホッカイロ 貼るタイプ(/電気毛布)
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⑥ 筋膜ローラー ——体ほぐしと、自律神経
グリーフ期は、気づかないうちに体に力が入り続けています。
ローラーでゆっくりほぐすと、体だけでなく気持ちも少しゆるんでくる。
出かけることが嫌になった、整骨院にも行きたくない私の、静かな相棒です。
C菜も気に入って使っています。
「小さいほうが細かくほぐせる」と言っていました。
娘に教わる日が来るとは思っていませんでした。
▶ トリガーポイント グリッドローラー
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⑦ りんご酢 ——小さな習慣と、継続
水か炭酸で割るだけ。それだけで続いています。
何かを「続けている」という感覚が、グリーフの中での小さな安定になる。 負担の少ないものが、長く支えてくれると知りました。
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+ 暮らしの定番 ジップロック コンテナー 480ml
冷凍してそのままレンジへ。冷凍弁当は、洗い物も少なくて。 今の生活に、ちょうどいいサイズです。 のんびり暮したい方にピッタリです。
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