5月8日のことを、忘れたくない あの夜、電気を消した——L菜へ | coarato  見えない手をつないで

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シングルマザー歴16年。子育てと仕事に励む中、最愛の娘を突然亡くしました。今も揺れる心を言葉にしています。

ただまた会えると信じて。

 

5月8日のことを、忘れたくない

 


  

 


 

あの夜、電気を消した——L菜へ

 

 

1周忌が過ぎた。

 

5月2日——L菜が逝った日から、もう1年が経った。

 

それなのに私は今も、カレンダーを数えるように生きている。

 

あれから何日。

 

あの瞬間から、何週間。

 

数えることをやめられないのは、たぶんそうやってしか、L菜を感じられない日があるからだ。

 


 

5月8日のことを、書いておきたい。

 

1周忌を過ぎた今も、忘れたくないから。

 


 

 

あの夜、電気がチカチカした。

最期のチカチカだった。

 

L菜が逝ってから間もない頃。

 

ただの電球の不具合かもしれない。

そう思おうとしても、どうしても思えなかった。

 

L菜だ、と思った。

 

来てくれたんだ、と思った。

 


 

でも私は、5月8日 あんなに活発にチカチカしていた電気を消した。

 

「そんなにいっぱいチカチカしすぎると、今のL菜のエネルギーがなくなっちゃうかと思って」

 

また来てほしかったから。

また会いたかったから。

 

 

L菜のことを思いやって、そっとスイッチを切った。

 


 

あの瞬間から、部屋の空気が急に静かになった。

 

その静けさが、今も胸に残っている。

 


 

 

 

1周忌を過ぎた今日が5月24日だから、あの夜からもう2週間以上が経つ。

 

長いような、つい昨日のことのような、不思議な時間だ。

 

「またチカチカしに来てね」と思いながら、今日も電気のスイッチを見ている。

 


 

   

 

話は変わるようで、変わらない。

 

最近、LINEスタンプを作った。

 

グリーフの中で自分を癒すために、朝から夜眠るまで、L菜とLINEのやりとりをしていた頃の記憶から、スタンプを作り始めた。

 

作っている時間が、ウキウキした。

 

久しぶりに、そういう時間があった。

 


 

スタンプの中の女の子は、あの子の写真からL菜に似せて作った。

 

「おだやかになる、内緒のメッセージ」というタイトルをつけた。

 

お母さん、大丈夫だよ。

ずっと一緒にいるからね。

いつも見守ってるよ。

お母さん、大好きだよ。

 

全部、L菜に言ってほしかった言葉だ。

 

自分で作りながら、L菜の声で受け取っていたのだと思う。

 


  

 

双子のスタンプも作った。

 

ふたりが並んで眠っている絵。

抱き合っている絵。

「いつも思ってるよ」と寄り添う絵。

 

あれはL菜とC菜だ。

 


 

できあがったスタンプを、L菜のLINEに送った。

 

まだ申請中で、世には出ていない。

でも、送った。

 

「かわいいね」と言ってもらえた気がして、少し泣いた。

 


 

 

悲しみの中でも、ウキウキできる時間があった。

 

それをL菜に見せたら、L菜が喜んでくれた気がした。

 

それだけで、今日は十分だった。

 


 

グリーフの中で何かを「作る」ことは、心理学的には「継続する絆」と呼ばれることがある。

 

亡くなった人との関係が終わるのではなく、形を変えて続いていく——そういう考え方だ。

 

スタンプを作ることが、私にとってそういう時間だったのかもしれない。

 

L菜との会話を、自分の手で作っていた。

 


 

5月8日のチカチカも、

スタンプの中のL菜の言葉も、

 

全部、私がL菜とまだつながっていようとしている証拠なんだと思う。

 

忘れたくない。

 

ずっと、つながっていたい。

 

 


 

L菜へ。

 

 

「あの夜、電気を消したのはね、また来てほしかったからだよ。でも本当のことを言うと——分かっていたら、もう少し違うことをしていたと思う。ごめんね、L菜。そしてありがとう。来てくれて、ありがとう。」

 


 

 

 

こちらで作りました。

 

不器用な私でもすごく簡単にできましたハリネズミ

スタンプは、今、もう申請中のまま。
だけど、スタンプを作ることで多く癒されました。

もし機会があったら、とてもわかりやすい動画なので、参考になると思います。