はま寿司と、あの子の笑顔
彼女が好きだった「はま寿司」。
なかでもデザートは、彼女にとって特別な楽しみでした。
回転寿司の中では、彼女のいちばんのお気に入り。
じいちゃんやおばあちゃんとの外食といえば、いつも「はま寿司」。
その日は、嬉しくて仕方がない様子で、
お寿司を食べたあと、デザートをたっぷり堪能、満ち足りた笑顔で帰ってきたものです。
あとになって、姉からこんな話を聞きました。
私が注文したお持ち帰りをしたメニューは、彼女と姉がよく頼んでいたものだった、と。
それを聞いたとき、きっと娘が「これが食べたい」と、そっと教えてくれたのだと思いました。
…そう思えたことで、心が少しだけ、あたたかくなった気がします。
今日は49日の前日。
彼女が好きだった「はま寿司」を買って帰った。
デザートは買わなかったけれど、
「わぁ、いいなぁ!ありがとう~」って、きっと喜んでくれてると思う。
そして、ちょっと不思議なこと。
朝から、遺骨のある部屋が彼女の匂いでいっぱいになっていた。
まるで「お姉ちゃんが帰ってくるのを待ってるよ」って、教えてくれているようでなんだか、嬉しい。





