講演会で気の利いた質問をするコツ | コーチング・ガレージ

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公認会計士、弁護士、中小企業診断士、理学療法士、薬剤師、建築士、経験豊富な企業人のプロコーチチームが執筆するブログ。

本日の担当は、中小企業診断士×プロコーチの森琢也です。

 

ある新入社員研修で、講義後に個人的にご相談を受けました。

 

「新人研修期間中に、著名人の貴重な講話を聴く機会があり、せっかくのチャンスなので質問をしたいなと思うんですが、まったく質問が思い浮かびません。どうしたらいいでしょうか?」

 

・・・まじめで、課題意識を持つ、何とも素敵な若者。

 

とはいえ、うーん。振り返ると私はいままで無意識にやっていたので、考えたことがなかった。

良い質問を頂き、私自身、自分の至らなさに気づき、改めて考えるきっかけを頂きました。

 

 

とりあえず、その場で頭をフル回転させて答えたのが(1)~(3)。

 

(1)そもそも質問

以前、当ブログでも記載しましたが、「そもそも~」という枕詞をつけながら本質を問う。

・そもそも、〇〇に取り組もうと思ったキッカケはなんですか?

・そもそも、この社会課題が生まれた背景はなんですか?

 

(2)もしも質問

仮定を与えて、その著名人の発想力や行動力を問う。

・もしも、〇〇さんが総理大臣になったら、まずどんな政策を実行しますか?

・もしも、〇〇さんがいま22歳に戻ったら、何をしますか?

 

(3)やりたいこと質問

当日の講演が過去の経験談や解説がメインであったなら、その方自身のビジョンを問う。

・ぜひこれから10年で挑戦したいことも教えてください。

 

 

上記に加えて、若手の方であれば下記のような質問もありかもしれません。

 

「一緒に働くなら、どんな若者と働きたいですか?」

「人として、40歳で差がつくとしたら、どんな点が決め手になるでしょうか?」

「習慣が人を変えると思うのですが、おススメの習慣を教えてください」

「〇〇さんが心に決めている、大事なマイルールを3つ教えてください」

 

ただボーっと話を聴いているより、「質問をしよう!」と思って聴いた方が学習効果が高いのは言うまでもない話ですね。

上記、参考として頂けると幸いです。

 

以上、