本日の担当は、中小企業診断士×プロコーチの森琢也です。
皆さんは、「ロジカルシンキング」と聞いてどんなイメージを持ちますか? 「難しそう」「頭のいい人のためのもの」「冷たい感じがする」……そんな印象を持つ方も多いかもしれません。
現在、私は新入社員研修の現場で、チームビルディングに続いてこのロジカルシンキングの講義を担当しています。そこで真っ先に伝えているのは、ロジカルシンキングは単なる座学の知識ではなく、「一生自分を助けてくれる、食っていくための武器である」ということです。
「そこそこ」の論理的思考力が、自由を担保する
正直に申し上げて、ロジカルシンキングを極めようとすれば終わりはありません。30代、40代、それ以降も一生磨き続けるべき奥の深いスキルです。
しかし、一方で私はこうも確信しています。 「そこそこ」ロジカルシンキングが出来れば、ビジネスパーソンとして路頭に迷うことはない、と。
私自身のキャリアを振り返ってみても、会社員として葛藤したり、うまくいかない時期があったりしました。それでも副業に挑戦し、転職し、最終的に独立して今日まで暮らしていけているのは、新卒入社したデンソー(トヨタグループ)で徹底的に「論理的に考える」習慣を鍛えてもらったからだと思います。
自分自身の経験から、ロジカルシンキングは、どこにいても、どんな状況になっても、自分の力で道を切り拓くための「自由のチケット」だと言えます。
思考を加速させる「5つの問い」
では、どうすればそのスキルを効率的に高めることができるのか。 難しいフレームワークを覚える必要はありません。大切なのは、自分や他人に「質の良い問い」を投げかけられるかどうかです。
私は、以下の「5つの問い」を繰り返すことこそが、思考を深める最短ルートだと考えています。
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「そもそも?」(目的・前提への問い) 今やっていることは何のためか?前提は間違っていないか?
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「具体的には?」(解像度への問い) 曖昧な言葉でお茶を濁していないか?誰が見ても同じ絵が浮かぶか?
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「なぜ?」(真因への問い) 表面的な現象の裏にある、本当の理由は何か?
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「他には?」(網羅性への問い) 別の選択肢はないか?見落としている視点はないか?
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「本当に?」(批判的思考への問い) その展開や結論は「本当に」正しいのか。
この5つの問いを繰り返していくと自然と論理的思考力が磨かれていくと思います。
上達の近道は、コーチングと同じ
こうして見ると、ロジカルシンキングの上達とは、いかに自分の中に「鋭い質問者」を飼えるかどうかにかかっています。
「良い問い」が立てば、思考のエンジンは勝手に回り始めます。 自分を、そしてチームの思考を加速させるのは、いつだって質の高い「質問力」なのです。
コーチングを学んでいる方にとっては、「問い」の重要性は語るまでもありません。ビジネスの基本スキルであるロジカルシンキングも、実はその根っこは同じ「質問力」という場所でつながっている。
個人的には、これからの時代、「質問力」がますます重要視されていく・・・けれども、当面はまだマイナーなビジネススキルなのかな?と思う今日この頃です。
以上、
中小企業診断士×コーチの森琢也でした!


