こんにちは!本日は、理学療法士×プロコーチ 宮谷美沙 が担当します。
健康であること
愛情のある人間関係を築いていること
経済的に豊かであること
笑顔でいられること
やりたことをやれていること
などなど、「幸せ」という概念には、全ての人にとって、ある程度共通したものが存在するように感じています。
でも、
そこへ向かう道は本当に人それぞれです。
その理由は、私たちが、生まれ持った身体も違えば、気質も違い、環境も違い、人間関係も違うからであり、
何より生じる『課題』が違うからです。
この点において、私たちコーチのような対人支援を行う人間は、
その人にとっての1つ階段を上るような援助(1つ成長を促すような援助)を出来るかどうかが、とても大切になってくると思います。
私には、こんな後悔があります。
コーチになって、間もない頃のことです。
電話越しのご相談者様が言いました。
「今日は、友人と愚痴を言いあって、とてもすっきりしたんですよ。」
晴れやかな声でした。
でも、その時私は、
「愚痴を言いあうのはどうなんでしょうか」
「本当にそれはすっきりしたんでしょうか」
そんな問いかけをしました。
とても後悔しています。
その方の声が晴れやかだったのは、その方にとってそれが良いことだったから。1つ階段を上がったことだったから。
もしかしたらその方はこれまで、いつも自分の中にため込んで、出す事さえできなかったのかもしれません。もしかしたら本音を言える友人など居なかったのかもしれません。
私の考えがそこまで及んでいれば、「良かったですね。」と微笑むことが出来たのにと悔やまれます。
繰り返しになりますが、
「幸せ」の概念には、ある程度共通したものが存在しますが、そこへ向かう道は人それぞれです。
その人だけの課題が生じるし、その人だけの課題の解決方法があります。そして、解決の方へ向かって、まず1つ階段を上がれるかどうかがとても重要です。
私自身も、「自分にとって、1つ階段を上がる成長とは何か?」または、「相手が、1つ階段を上るために出来る援助は何か?」を問い続けています。
参考までに(*^-^*)