こんにちは!今回の担当は宮谷美沙です。
森コーチが、前回の記事「コーチングの幅をひろげるために」で紹介されていたNLPをはじめ、コーチングと親和性の高いアプローチは他にもいくつか存在します。
今回は私からも1つ、ポジティブ心理学をご紹介したいと思います。
ポジティブ心理学は、旧来の心理学の基本スタイルである、
何が人を不幸にするのか ・ それをどうしたら正常に戻せるのか への注目では無く、
何が人を繁栄させ成功させるのか を科学的に追及しています。
ポジティブ心理学では、幸せでポジティブな個人や組織の特性を徹底的に分析し、その結果、
仕事、健康、友情、人間関係、創造性、活力など全ての分野において、「成功が幸せに先行する」のでなく、「幸せが成功に先行する」という事実を導いています。
ここから読みとれる、人が幸せを得る条件やプロセスは、人の成功を支援するコーチングに十二分に活用出来るのです。
実は私にとって、幸せが成功に先行する、というポジティブ心理学の事実を知ったことは、
これまで私自身が経験的に信じていた、「個人の成功のためには、我慢や努力を優先して幸せを先送りするのではなく、今、幸せを感じられる心身の在り方が重要なのでは?」という感覚が確信に変わる機会になりました。
というのも、私は理学療法士として、病院や介護施設に勤務していた経験があるのですが、
その際、精神的に過酷な医療や介護の現場で、いかに、日々の私自身の幸せでポジティブな状態が(あるいはネガティブな状態が!)、私自身のモチベーションや治療結果に関与するのかを目の当たりにしてきたからです。
もちろん当時データを取っていたわけではありません。しかし、患者さん個々の状態をみていても、同様のことのように感じられました。つまり、幸せとは言い難い入院生活の中でも、ある程度幸せな心の状態を保持しようと努力している人 ・ 保持出来ている人は、治療の結果が出やすかったのです。
ここで、そんな私の経験からもおすすめしたい「今、幸せを作り出す」ことに役立つ、自分自身の幸福度を高くコントロールする7つの方法をご紹介させて頂こうと思います。
これらはポジティブ心理学に基づき、ハーバード大学の教授も務めたショーン・エイカー氏が掲げたものです。7つの行動により、幸せでポジティブな感情をすぐに生じさせて仕事の能率や集中力をあげるだけではなく、長期にわたって習慣的に行えば、幸せのベースラインを永続的に上げることが実証されています。
皆さんも、自分自身やクライアントに、取り入れられることが多いのではないかと思います~ぜひ(*^-^*)
瞑想する
何かを楽しみにする
意識して人に親切にする
ポジティブな感情が生じやすい環境をつくる
運動する
お金を使う(ただし単にモノを買うのではなく、何かをするためや、他人のために!)
固有の強みを発揮する
以下、参考文献です。では、また~!
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ポジティブ・コーチングの教科書: 成長を約束するツールとストラテジー
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