コーチングでは得られないもの | コーチング・ガレージ

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公認会計士、弁護士、中小企業診断士、理学療法士、薬剤師、建築士、経験豊富な企業人のプロコーチチームが執筆するブログ。

本日の担当は、
弁護士×プロコーチの飯塚予始子です。
 
今回は、少し息抜きを…笑
 
一昨日、全日本バスケットボール選手権の男子準決勝、アルバルク東京と千葉ジェッツの試合をテレビで観戦していました。
 
といっても、私自身、バスケットボールどころか、スポーツ全般について全くの素人です(^^;
しかし、そんな私から見ても、オフェンス、ディフェンスともに互角で、最後までどちらが勝つか分からない、ハラハラドキドキする試合展開でした。
 
第4クオーター、ここまで追う立場にあったアルバルク東京が、逆転に成功。残り30秒の時点でも、79対78の1点差でリードしていました。
試合の流れを見ても、アルバルク東京の方がゴールが決まっているように見え、
“ここまで来たら、このまま勝つのか…”
と思っていたところ…。
 
なんと!!!
残り0.5秒で、千葉ジェッツが見事ゴールを決め、79対80で逆転勝ちを収めたのです!
勝利の女神は千葉ジェッツに微笑みましたが、両チームともに称賛と拍手を送りたくなる、そんな素晴らしい試合でした。
 
 
スポーツをしたり観戦するのが好きな方は、このような逆転劇をよく目にされているかもしれませんね。
 
興奮冷めやらぬ中で、私が注目したのは、試合後、千葉ジェッツの大野ヘッドコーチと富樫選手が話していたインタビューです。
 
大野ヘッドコーチは、残り1分、4点差の時点でタイムアウトを使い切ったことから、その後は具体的な指示を出せず、選手たちを信頼して任せていたそうです。
一方で、富樫選手は、各自がやるべきことをやった結果が今日の勝利だ、と話していました。
 
ここには、
・クライアントの可能性を信じて見守るコーチと、
・自分の目標に向かってやるべきことをひとつひとつ行動に移し、結果を勝ち取ったクライアント、
という、コーチングにおける勝利の方程式が、しっかりと表れていました!
 
しかし、私が見る限り、両チームともに、選手1人1人の力もチーム力も、本当に拮抗しているように感じました。
千葉ジェッツのみならず、アルバルク東京の皆さんも、勝利に向けて同じように取り組まれてきたのだと思います。
 
では、最後に勝敗を決めたものは、一体何だったのか?
 
これはあくまで私見ですが、千葉ジェッツの方が、ほんの少しだけ、勝利の女神も巻き込む“勢い”が勝っていたように感じました。
 
勝利を手にするために、自分のやるべきことをやる―これは当然に必要です。そして、これを実現するためにコーチがいます。
しかし、コーチングは、勝利のための必要条件であって、これで十分、というわけではありません。
最後の最後、やるべきことをやった者だけが手にすることのできる、運をも味方につける“何か”が必要なんだな、と改めて痛感しました。
 
*ちなみに、翌日の決勝戦も接戦が繰り広げられ、見事、千葉ジェッツが優勝を収めたそうです!おめでとうございます!!!
 
スポーツが好きな方は、こんな風に、いつもとはちょっと違う角度から観戦していただけると、面白いかもしれません。
(若干、こじつけ感も満載ですが…笑)
 
以上、飯塚がお伝えしました♪