「話すのは技術、聞くのは〇」 | コーチング・ガレージ

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こんにちは!

 

 

今回の担当は宮谷美沙です。

 

 

「話すのは技術、聞くのは〇」

 

 

これは、プロスピーカーである青木仁志氏の著書『心に響く話し方』に出てくる一文です。

 

 

〇に入る言葉は何だと思いますか?

 

 

 

 

答えは、 器 なんです(なるほど、という感じ!)。

 

 

コーチにとって、相手の話をどう聞くか は、とても重要なテーマですね。

 

 

 

その証拠に、コーチングスクールやプロコーチの間では必ずと言って良いほど、

 

 

 

「聞く」ではなく、「聴く」だ!とか、

 

 

 

「聴く」ではまだ足りない、「効く」までいかないと!なんてことが話題にのぼります。笑

 

 

 

青木仁志氏が言う器は、様々な意味で捉えることが出来ると思いますが、今回は私が思う2つの捉え方をお伝えさせてくださいね。

 

 

 

まず1つめは、

 

 

 

『相手の話をどれだけ中立的に聞けるか』という意味での器です。

 

 

 

相手の話に主観を持ち込まずに聞けるかということですが、実際の会話の場面ではこれが意外と難しく、

 

 

 

いつの間にか相手の話に反論していたり、過度に共感していたり、自分の話にすり替えてしまっているといったようなことがよく起こります。

 

 

 

次に、もう一歩踏み込んで2つめの器の意味を捉えるなら、

 

 

 

『相手の話の背景をどれだけくみ取れるか』ではないでしょうか。

 

 

 

1つ例をあげてみると、

 

 

 

「あのね…テストの点数が30点しかとれなかったんだ…。」と、肩を落とし、恐る恐る伝えてきた子供に対して、

 

 

 

「言いづらかったね。伝えてくれてありがとう。」と言えるかどうか、に表されるのではないかと思います。

 

 

 

つまり、

 

 

 

言葉の(表面的な)意味ではなく、相手の声の調子や姿勢やタイミングなどといった背景となる部分をくみ取れるかどうかです。

 

 

 

これをするには、まず相手をとてもよく観察する必要があるし、分かったような言葉をかければ、返って信用を失うリスクさえあります。

 

 

 

けれど、ここでとりあげた2つの器が身につくと、

 

 

 

相手にとって近く、かつ安定した存在になれるのではないかと思います。

 

 

 

あなたにとっての「話を聞く器とは何か」を考える機会にして頂けたら幸いです。

 

 

 

私も、自分自身の器を磨いていきます(*^-^*)