第437話_トヨタ流子育て⑤「子供を困らせる」 | 7歳&9歳の『子育てコーチング』by森琢也

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『社会人クライアントより強敵な我が子にどこまでコーチングが通用するのか?』7歳と9歳の我が子との悪戦苦闘を綴ります

みなさんこんにちは。森琢也です。

 

 

トヨタ生産方式の生みの親で、元副社長の大野耐一氏は「能力・脳力・悩力」という言葉を並べて、「悩むことが大事だ」と説いたそうです。トヨタには「上司が部下を困らせる」という文化があるのですが、もちろんメンタル不調に追い込む、という話ではありません。

 

困ったり悩んだりする対象は、上司のパワハラに対してではなく、自分の目標や課題。上司は、部下をどうその気にさせて、「普通に考えたら無理!」と言う目標に取り組ませるか(=悩ませるか)?実際に私自身も、何十年も作ってきた製品を突然「コスト50%にカイゼンしなさい」と言われてプロジェクトにアサイン(参加)されたことがあります。普通に考えたら無謀で無理な話なんですよ、50%削減って。ただ、事業環境などきちんと背景を叩き込まれ、しっかりサポートも頂き、「これはとてもよい挑戦課題を頂いた」という想いで日々悩みながら取り組みました。

 

改めて、トヨタの「上司が部下を困らせる」という文化って下記の要素があります。

 

・多少無謀でも、100%無理ではない目標や課題の設定

・やってみようと思わせる動機付け

・適切なフォローやサポート

 

本当に「無茶苦茶な目標だ」と思えても、出来ちゃったりするんですよね。もちろん、上司含めて周りの多大なサポートのおかげなのですが。実体験から思うことは、課題や目標から逃げず、とことん困るなかで、知恵や解決策って出てくるものなんだと思います。

 

 

さて、子育てにおいて、よいカタチで「子供を困らせる」って出来てますか?ぜーんぶ何でもかんでもやってあげて、過保護に育てるのも良くない。かといって、どこまで、どんなふうに、子供に挑戦課題を与えるか、改めて意識的に「困らせよう」と思うと難しい。。奥深いですね~。

 

 

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