こんにちは。森琢也です。
先日、毎月1回の大手予備校 大学生アルバイトの方々向け、コーチング研修を行いました。研修冒頭で、前回学んだ「ほめる」の実践状況を聞いてみると、みなさんそれぞれに色々行っていたようで、こんな声が聞こえました。
<良かったこと>
・これまであまりやっていなかった生徒が、やってきてくれた時にほめたところ、それ以降も続けてくれるようになった。
・生徒との面談後に「今日は閉館まで頑張ろう」という話をして、閉館まで頑張ってくれたので褒めた。その効果がどうかは実際わからないが、次の日も閉館まで頑張ってくれていた。
・まずは直前の面談で約束したことをしっかり振り返り時間を設け、できたことを褒めるようにした。すると、だんだんと自分から出来たことを見せてくれるようになった。
「みんな、ちゃんと実践している!」という点が素晴らしいですよね。「ほめる」ことの効果が出ていてすごいなって思います。一方で・・・、改めて「ほめる」って、とても簡単なようでこれもまた非常に難しいんですよね。皆さんからは、迷いや戸惑いも感じられました。
<疑問・戸惑い>
・褒めすぎることが余裕を生んでしまうのではないか、という点で褒める程度の調整が難しく感じました。
・取り掛かりはしたけど、目標には達していない、というものに対して、褒めるべきか判断に迷う。
・本来必要な量には及んでいないから、ほめながら更にやらせるのは少し難しいように感じました。
受験生指導で、実際にいろいろ実践してみたからこそ気づいたこと、感じたことを書いてくれているなと思いました。
そこで、皆さんと一緒に「"ほめる"目的は何だろう?」と考えてみました。色々ご意見が出てきましたが、「ほめる=おだてる、持ち上げる」と捉えている方が一定数いました。それによって、「まだ不十分なのに、本人この状態を良しとしてしまう」ということを危惧していることがわかりました。
なるほどなるほど。私自身は”ほめる”ことの目的って、「自信を与えて行動を促進させること」だと思うんですよね。本人の努力を認めるけれど、まだ結果を認めない。その意識合わせをしてみたら、皆さん結構納得をされていた様子でした。
<続く>
<子育てコーチングの復習>
・「ほめる」目的は、自信を与え、行動を促進する事。そこで立ち止まらせることではない。
ビジネスコーチングのブログ:コチラ
コーチとしての自己紹介ページ:コチラ
【大好評】LEGO®Serious Play®(LSP)メソッドと教材を活用したワークショップ