「遠慮ことば」や「謙遜ことば」「卑下することば」に気づこう | コーチング1グループ発達障害ブログ

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LD、ADHD、自閉症スペクトラムなどの発達障害に関するブログです。

 

今回もYさんのソーシャルスキルトレーニングをご紹介いたします。

 

ニヤリポイントキョロキョロ

今回は、遠慮すること、謙遜すること、という気持ちを一緒に考えていきました。

人は誰しも自分のことを知ってほしい、という気持ちがあると思います。

そのため、誰かと会話をするとついつい自分のすごいところや自分の好きなこと、自分がしたいことを言いすぎてしまい、一部の周りの人からは、自慢している、とか自己中心的と思われることがあります。

 

周りの人からどう思われるかを気にしないでいられたら、それはそれでいいかもしれません。

なぜなら結局根底には自分のことを知ってほしいという気持ちがあるからです。

では、周りの人に自慢したいけど自分の気持ちをどうやって伝えればいいのでしょうか?

Yさんと一緒に考えていきました。

今回のお話はこうです。

 

友だち3人でピザを食べていました。

ピザが大好きなAさんが、2枚残ったピザをみて「食べていいよ」と言いました。

 

Yさんはこのお話を聞いて、

「本当は食べたいけど2人がかわいそうだからね」と言いました。

YさんはAさんの遠慮する気持ちには気づいていました。

 

しかし、Yさんは、「遠慮をするのは面倒くさい」といいます。

なぜ面倒くさいのか?と聞くと、

遠慮すると相手も遠慮してしまうからだそうです。

私は、残ったピザを平等にわける、もしくは食べる人をじゃんけんで決めることもできるよ、と提案しました。

するとYさんは、ピザを半分にするのは味が損なわれるから嫌だし、じゃんけんは負けたくないから嫌、とのことです。

 

食べ物で遠慮をするのは損、ということなのでしょうか。

 

話が脱線してしまいましたが、今回は、遠慮をすることについて考えてみました。

次回は、謙遜すること、について一緒に考えていこうと思います。