わからないことはどうすればいい? | コーチング1グループ発達障害ブログ

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今回は、小学2年生のSくんのソーシャルスキルトレーニングをご紹介いたします。

 

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Sくんは、気持ちを切り替えることが苦手で、指示を受けて行動に移るまでにとても時間かかります。

その為、SくんのSSTでは、自主的に行動できるように、毎回授業でSSTワークシートのやりたいところを優先して授業を進めています。使っている教材は、「あたまと心で考えよう SSTワークシート 社会的行動編」で、毎回Sくんと一対一でワークシートに取り組んでいます。

 

今回は、「授業中わからなくなったら」を一緒に考えてみました。

お話はこうです。

理科の授業でソーラーカーをつくることになり、先生の説明を聞いて手を動かしていたら、途中で次にやることがわからなくなってしまいました。先生に聞きたいけれど自分の席から離れているので聞きに行けず、これ以上先に進むことができなくて時間内に完成できませんでした。

この時、どうすればソーラーカーを完成することができたでしょうか。

 

Sくんは①のとなりの人にどうすればいいのかを聞く、を選びました。

なぜ①を選んだのか聞くと、先生が自分の席の近くを通らなかったので代わりにとなりの人に聞けばいいと思ったから、と答えてくれました。

 

Sくんのように自分でわからないことは、自分から話しかけて先生や近くにいる人に教えてもらいましょう

自分から話しかけるのは少し恥ずかしくて勇気がいるかもしれませんが、このスキルは大人になっても必要なので今のうちに練習してばっちり身につけておきましょう!