法隆寺金堂の大修理の宮大工棟梁、西岡常一氏の言葉から
木造建築とは、木の癖を知ることからはじまる
そして、木の癖を知るには、その土、山や土壌を知るのだそうです
また、森や林にある木は、その環境から動けないという特性から
樹齢の長い木は、とにかく我慢強く、とにかく環境に合わせて、勝ち残ってきた
種も、その環境で芽生えるまで何百年と待ち
何かのタイミングで、光や水、空気に触れることで芽吹く
それから周りの植物や動物との競争、協働を経て、数年、数十年、数百年そこに命をはぐくむ
そんな壮大な自然を目の前にし、圧倒されながらも、その恩恵を受け
あの素晴らしい建物につながる
最初にあの建築を建てた飛鳥時代の工人たち、その時の寺の建築を考えた人たちの
その思いを考えると、それも私利私欲ではない、何かがあるように思います
自然は、いろいろなことを教えてくれる
自然の中にある私たち人間も、文明というものに取り込まれすぎず
自然なのか、宇宙というものなのか、それらの中にいることも、いったん足を止め
振り返ることも大切なのかと思います
関西万博では、世界最大の木造建築が建てられました
約半年、ざわめく関西を体験しながら、自然を感じる時間も持ち続けたい
身の回りで、自然、宇宙の摂理を感じた瞬間はいつでしたか?
