今日のテーマにある「障害やルールが複雑だからこそ面白い」
このセリフは、尊敬する元上司に、サラリーマン時代に言われた言葉
サラリーマンのころの私は、自信もなく、周りに圧倒されて、ミスをすることが怖く
与えられた仕事をする時には、指示待ち
すぐにどうしたらいいですか?と聴く
今考えても、本当にイケてないOL(死語)でした
これをやってほしいんだけど、と言われたら
すぐ「それは難しいと思います」と返答するのが癖でした
ある日のこと、仕事の指示に対して、「○○もあるし、××もあるので、難しいですよね」といった時
少し考えて、「そうだね。難しいって、スポーツは、限られたルールや制限がある、障害やルールが複雑だからこそ、面白いし、やりがいにつながるよね」
いかに、難しいことばかりで、世の中や会社や他人が怖かったころでしたから、目からうろこでした
そして、内心「その通りやな・・・・・」と思い、難しいことは、悪いことじゃないんだと思えるようになりました
そのことを思い出したエピソードは、またまた、歌舞伎ネタで恐縮です
この時期だからでしょうか
NHK総合で放映された「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵出世階段(しゅっせのきざはし)」
中村仲蔵という江戸時代の天涯孤独の孤児から、名代の役者に出世した人物の成功物語
この12月上旬に再放送されていました
歌舞伎役者とはほぼ世襲で、トップ俳優は決まっていく
中村仲蔵は、まったくの門外漢ですが、才能を見出され、役者の道へ
引き取られた家のため、一度は舞台を去ることになりますが、役者をあきらめきれず復帰を果たす
復帰後は厳しいいじめ、役をもらっても端役
俳優家業が好きで好きで、障害にもめげずに、与えられた役を演じていく
出世階段、ということですので、いい形で終わるのですが
壮絶な復帰後の厳しい環境
演出家からも、セリフを減らされたり、見得を切ることも禁じられる
役自体も、名作の忠臣蔵でも、幕間の誰も見ないであろうと思われる役を与えられる
明らかに、周りからもわかる嫌がらせ
そこであっても、芝居が好きで、その役に命を吹き込もうと、思案し考え、行動する
そこで生まれたのが、忠臣蔵5段目の斧定九郎の演出
演出家の役の設定ではない、度肝を抜く演出
5段目は幕合間の後でもあり、だれも見ない段として知られていたそうです
この中村仲蔵が演じるまでは・・・・・
中村仲蔵は、役にセリフがなくなる演出でも、見得を切ることも許されないプライドを傷つけられても
その場で障害ばかりを提供される
普通は、嫌になるし、辞めていく
しかし仲蔵は、その役を深堀する、角度を変えて考えた
諦めずに
障害があればあるほど、面白くなる
面白くするチャンスでもある
あなたの組織で、無理難題が、商品力強化につながった事例には、どんなものがありますか?