バイブルの中の一つである「経営の行動指針」土光敏夫氏著にしたがってエグゼクティブコーチングも行うことが多い。


昨日、経営マネジメントスクールという製造業者向けのビジネススクールの講師として、登壇させていただきました。企業内で経営幹部がコーチングを効果的に職場で活用する場面とその概要を短い時間でお伝えしました。



そのキーワードが「相互信頼」。昨日の場面では、相互理解と信頼関係という2つの言葉にまとめてお伝えしました。終了後事務所に戻り、ふと置いてあった土光先生の書籍が目に入り、気なしに開くと、本の中の一節が目に飛び込んできました。




<引用>


12;真に生きた組織とは、相互信頼が形成された組織である

組織間に葛藤はつきものである。中央対地方、ライン対スタッフ、販売対生産、設計対製造等々。
だがそしきかんのかっとうは必ずしも悪ではない。要は、その葛藤が、前向きに処理されるか、後ろ向きに処理されるかにかかっている。前向きに処理される葛藤は、かえって組織に活力を与える。
ところが実際には後ろ向きの葛藤が多い。中略。
その葛藤がお互いににらみ合いの形になれば、組織は分断され、組織内のギャップが生まれる。中略
そのような組織間の分断や重複を生む真因は、つまるところ相互信頼の不足にある。


<引用終わり>







コーチングのコミュニケーションのベースにあるのが、信頼関係を基盤としたコミュニケーション。そして、コーチと相手との信頼関係を深めていくプロセスとしての「アクティブリスニング」「アクノリッジメント」。



信頼関係を構築するには、いろんな話をするかどうかでなく、相手の話を親身になって聴けるかどうかなのです。黙って相手の話を含めた全てに耳を傾ける。



じっと。



土光先生のおっしゃるように、相互信頼が企業の基盤。でもどうしても後ろ向きに葛藤をすることもあるでしょうし、仕事をしていると、葛藤をどうしても後ろ向きにとらえがちな時も多くある。



そういう時こそ、コーチングカンヴァセーションを活用してほしいと思います。



葛藤を前向きに処理していこうとする在り方と行動。




「どうしたらこの問題がクリアできるだろうか?」「どうしたらできると思いますか?」「あなたならどうしたいですか?」「あなたならどうしたらいいと思いますか?」



相手に信頼を寄せていながら相手に問いかける。そのひとつの質問で場面や方向性が一気に変わる経験を幾度となくしてきた。




相互信頼、信頼関係には、時間もかかる。そして、距離間も、物理的距離も影響し、構築するのに、インスタント的にはできずらいものです。




相互信頼への道のりには、「相手に信頼を寄せてもらえるようにする」ことと、「自ら相手を信じる力」の両方が必要となりますね。





まずは、自ら相手を信じること、そして、その自分を信じること。そして、相手との関係を深めようと努力すること。



まとまりませんが。書いていて、自分がクライアントの無限の可能性を信じきることに立ち戻ることをやろうと思えました。




今日も最後まで読んで下さってありがとうございました。心からの感謝と愛をこめて。