0対4の完敗...フランス戦で1対0と歴史的な勝利の後のブラジル戦は、全く違う対応を迫られた...格上の相手にリアクションサッカーをせず、真っ向から挑んだ姿勢は良かったと思う...しかし、ブラジル戦のスタメンは、以外にもゼロトップ的な布陣であったことが率直な疑問として感じてしまう...
もし自分が監督として考えると...本田、香川、清武の3人のプレイスタイルは、人を使いながら自分も生きていくタイプ...中村、遠藤は人を使うタイプ、長谷部は機を見て前線へ飛び出すタイプ...つまり使われるタイプの選手がアタッカーにいなかったことが相手の背後を脅かすプレイが少なかった原因かと思う...
中村と遠藤は同じような仕事ができるタイプでかぶっていた...ブラジルの4人のアタッカーに対し日本の長友と内田は殆ど攻撃参加ができなかった...前半は2点のビハインドもあり前へ行く推進力に欠けた...
失点はミスからの失点だが、結果的にミスとなった裏には、ブラジルの個々の洞察力が光っていた...普段しないようなミスは明らかにブラジルの意図的なプレイだったと言える...
後半、乾、酒井を投入し、本田と香川の中央での厚みが増えた...ビハインドの状況でよりゴールへの意識が高まったことが前半よりも決定機を作る要因となった...しかし、後半開始直後のCKからのダメ押しゴールは、ゲームオーバー的な空気にしてしまった...明らかなマークミス...もしくはマッチングミスかな?
3点リードのブラジルは、相手に来させてカウンター攻撃から4点目を奪う...リードしているときのブラジルは性質が悪い...リラックスした状態でより局面が見えていた...
日本は、近い距離でのパスワークから仕掛けようとしたが、相手を脅かす突破力、爆発力はなかった...決定機においても状態(体勢)が悪い中でのギリギリのプレイが多かったように感じた...
この試合だけのことを考えれば違う戦術で戦ったのかもしれない...目指すところはブラジルでの本番へ向けてのトライと見ればこの敗戦はやむなしとなるだろう...
しかし、チームの目指す道とは別に客観的にサッカーを比較したとき、ブラジルも日本も国民性がサッカーのスタイルに反映している...ブラジルは相手の逆を突くのが上手く、相手のマークや狙いどころを剥がしていく。攻守両面で洞察力や決断力の違い、技術的にも精度が高く(日本のある選手は5Mのパスがぶれている)、トップスピードで正確にプレイできる。また、相手の自由を奪うことや狙い目が明確でバックパスをしなければならない状況が多々あった...
ブラジルの選手にコンディションの良くない選手はいなかったが日本はどうであったか...システムとメンバー起用は今後のチーム作りの材料となったに違いない...
相手の逆を突くプレイはマリーシアの一つである...パスサッカーだけでなく個の力で突破できること、コンビネーションプレイに磨きをかけ、アイデアを出しながら爆発的に突破する力を付けたいですね...攻守の切り替えは間違いなくブラジルの方が早かった!
フランスのようにパスサッカーをしてくるチームには対応しやすいが、ブラジルのようにパスもドリブルもある攻撃に対しては課題ですね...特にコンタクトプレイやパワープレイにも対応能力を向上しなければならない...つまりどんなサッカーをしてきてもボールを握って仕掛けて突破する攻撃力とそれをさせない守備力は必要ですね...アジアレベルでは、経験できないことをもっともっとチームとしても強化していくべきですね...
決定機をいかに作るか...決定力をいかに上げるか...どんなサッカーであれゴールを奪うためにこの二つは勝敗の鍵となりますね...
想定外の敗戦だったブラジル戦だが、この敗戦によってさらに強くなる日本代表であって欲しい...