「本当にやりたいことが分からない」
そう感じたことはありませんか?
何が好きなんだろう。
何が向いているんだろう。
どんな仕事なら楽しいんだろう。
このまま今の仕事を続けていていいのかな。
こういう時、多くの人は一生懸命考えます。
自己分析をしたり、
適職診断を受けたり、
ノートに好きなことを書き出したり。
もちろん、考えることは大切です。
でも、私は最近、
「考えるだけでは見つからないことも多い」と思っています。
なぜなら、
経験していないことは、正しく判断しにくいからです。
例えば、食べたことのない料理を見て、
「これは絶対に私の大好物になる」
と確信するのは難しいと思います。
実際に食べてみたら、
思ったより好きだった。
意外と苦手だった。
味は普通だけど、作るのは楽しかった。
そんなことがあります。
仕事や趣味も同じです。
「私は人前で話すのが苦手だから、講師なんて向いていない」
そう思っていても、
実際に少人数で教えてみたら、
意外と楽しいかもしれません。
「ものづくりには興味がない」
と思っていたのに、
ワークショップで体験してみたら、
時間を忘れて夢中になるかもしれません。
逆に、
「絶対これがやりたい」
と思っていたことを実際にやってみたら、
思っていたほど楽しくなかった、
ということもあります。
でも、それも失敗ではありません。
自分に合わないことが一つ分かった。
それも、次の判断をするための大切な情報です。
やりたいことが分からない時は「正解」を探さない
やりたいことを見つけようとすると、
「一生続けられるものを見つけなければ」
「天職を見つけなければ」
「これが私の使命だと言えるものを見つけたい」
と考えてしまうことがあります。
でも、最初からそんな大きな答えを出そうとすると、
動けなくなります。
私は、
「本当にやりたいことを見つける」より、
「ちょっと気になることを試す」
くらいでいいと思っています。
例えば、
・気になる仕事をしている人に話を聞く
・体験講座に参加する
・YouTubeで少し学んでみる
・10分だけ絵を描いてみる
・動画を1本作ってみる
・誰かに教えてみる
・行ったことのない場所に行ってみる
・興味のあるイベントに参加する
何でもいい。
重要なのは、
「人生を決めるつもりで始めないこと」
です。
まずは実験です。
まず10分だけ試してみる
私は、最初は10分くらいでも十分だと思っています。
なぜなら、
最初から大きく始めようとすると、
「時間がない」
「お金がない」
「自信がない」
「失敗したらどうしよう」
という不安が一気に増えるからです。
でも、
「10分だけ」
「1回だけ」
「見学だけ」
なら、かなりハードルが下がります。
そして試した後に、
自分に3つ質問してみます。
①もう一度やりたい?
②もっと知りたい?
③やっている時、どんな気持ちだった?
ここで大事なのは、
上手にできたかどうかではありません。
初めてなら、
できなくて当然です。
見るべきなのは、
自分がどう反応したか。
もっとやりたい。
悔しいからもう一度やりたい。
もっと知りたい。
誰かに話したくなった。
気づいたら時間が経っていた。
そんな反応があれば、
そこには何かがあります。
「向いているか」より「またやりたいか」
私たちは新しいことを始める時、
「私に向いているかな?」
と考えがちです。
でも、最初から向いているかどうかなんて、
ほとんど分かりません。
最初は下手でも、
面白くて何度もやっているうちに、
得意になることもあります。
反対に、
人から見て向いていても、
本人が全く楽しくないこともあります。
だから最初は、
「向いているか」より、
「またやりたいか」
を見る。
私はこの方が、
自分の人生を考える上では重要だと思っています。
本当にやりたいことは、一つとは限らない
もう一つ、
やりたいこと探しを苦しくする考え方があります。
それは、
「本当にやりたいことは一つだけ」
と思うことです。
でも、人は変わります。
10年前に楽しかったことと、
今楽しいことは違うかもしれません。
仕事、
家庭、
年齢、
出会った人、
経験したこと。
それによって興味も変化します。
だから、
「一生の答え」
を今決める必要はありません。
今の自分が、
「ちょっと面白そう」
「一回やってみたい」
「なんだか気になる」
と思う方向に、
小さく動いてみる。
そして、
自分の反応を見て、
次を決める。
その繰り返しでいいと思っています。
やりたいことは「発見する」というより「育てる」
私は以前、
「本当にやりたいことは、
どこかに完成した答えとして存在していて、
それを見つけるもの」
のように考えていました。
でも今は少し違います。
やりたいことは、
試して、
面白さを知って、
上達して、
人とつながって、
少しずつ大きくなっていくもの
なのかもしれません。
最初は、
「なんとなく気になる」
程度だったものが、
何度も経験するうちに、
「もっとやりたい」
に変わり、
やがて、
「これを仕事にしたい」
「もっと多くの人に届けたい」
に変わることもあります。
考えても分からない時は、経験を増やす
もし今、
「何がしたいのか分からない」
と悩んでいるなら、
もう少し考えることではなく、
経験を一つ増やすこと
を選んでみてください。
大きな挑戦でなくていい。
10分でいい。
一回でいい。
見学だけでもいい。
そして、
「自分はどう感じた?」
を確認する。
楽しかった。
もっとやりたい。
これは違った。
意外と好きだった。
思ったほどではなかった。
その一つ一つが、
あなた自身の判断材料になります。
頭の中だけでは分からなかったことが、
経験すると急に分かることがあります。
だから、
本当にやりたいことは、
考えて見つけるより、
試しながら見つけていく。
もし今、少しだけ気になっていることがあるなら、
「これを10分だけ試すとしたら、
何ができるだろう?」
と考えてみてください。
そこから、
次の選択が始まるかもしれません。
必要なときに見返せるよう、
保存しておくことをおすすめします。
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