助左衛門と秀吉の壮絶な闘いの幕が開きました。
反逆とは、助左の怒りです。
伴天連禁止令が出て、
キリシタン大名は改宗するか追放されるかどちらかを選ばなくてはいけなくなりました。
高山右近さんは、自分の家臣に詫び、小豆島への流罪を受けいれました。
国に帰ることを選択せず、日本のキリシタンと共に暮らす決意をします。
助左の心配をよそに、何も恐れるな、と笑顔で拘束されていきます。
秀吉が出したのは、伴天連追放だけではないですよね。
陸では刀狩り、海では海賊禁止令。
秀吉は日本の商人たちを出し抜いて、海外との交易を独り占めするつもりです。
とにかく、堺を潰したい、自分に逆らう人間は潰してやる、そんな思いだけです。
ちっこい男だな、秀吉って言う人間は。笑
堺に帰った助左が目にしたのは、堀が埋められた堺の町。
船上民のお仙は希望を無くし、体調も壊してしまいました。
五右衛門も秀吉への怒りが収まりません。
石田三成は、堺の奉行として海賊禁止令を商人たちに通達します。
一人、頭を下げることなく抵抗を貫く助左衛門。
三成さんに呼び出された助左衛門は、
朱印を与えるからマニラとの交易を行えと言われました。
つまり、仲間のいるアゴーの村を見捨てろという命令だったのです。
助左は、その朱印を突っ返します。
どんなことをしても、海賊船として船を出してみせると言い切っちゃうんです。
かっこよすぎないか!笑
海賊船としてルソンへの船を出そうとする助左を助ける人はいませんでした。
助左を救ったのは、五右衛門でした。
柄の悪い連中ばかりですけど、頭数はそろったからね。笑
その頃、秀吉は金儲けに必死です。
大きな小判を作ったり、壺を高く売ることなど、抜け目ないですな。
千利休に目利きをさせたら、どんな壺でも高くなる。
そんな利休を忌々しく思う秀吉、、
この人はもうダメだ、、と内心思っている利休。
・・・その日は近いですね。
こっそりと船を出し、ルソンのアゴーの村に着いた助左衛門と五右衛門。
アゴーの村で雑に積まれていた壺を大量に買い込んできました。
もちろん、ただ同然の値段で。
日本に帰る船の中で、助左衛門と五右衛門は昔話をしました。
これは、信長様に命がけで運んだ松島の葉壺にそっくりだ、と。
そう、助左衛門は、この壺で秀吉や大名相手に大きな商売を仕掛けるのです。
呂宋壺1つ一万貫(10億円くらい?)の大博打を打ち、豪商に躍り出ちゃいます。
太閤記に「海の商人有り」と書き残されているんだから、すごいよね。
秀吉との壮絶な戦いは始まったばかりです。