信長亡き後の、ぐっちゃぐちゃな戦国時代。
秀吉の時代が確立するまでの間の、様々な人間模様が描かれます。
今回は日本とルソンの二元中継でございます。笑
日本では、信長様の跡継ぎの攻防戦。かの有名な清洲会議が行われております。
助左は石田三成に頼まれて、お子ちゃまの心をつかむものを持参します。
助左が持ってきたのは、オルゴールとビスケット。
信長の孫である三法師を手なずけるための作を考えてる秀吉の恐ろしさ。笑
生え抜きの武士たちには考えもつかない発想だったでしょう。
ずるく、しぶとく、蛇のように、カメレオンのように生きてこなければ、
一介の百姓がここまで出世できるはずはないんだから。
自分は信長様の残した天下統一の夢を追う。
だから、お前は私に仕え、堺を制し、日本一の商人になれ。
信長様の葬儀の時には、大商売をさせてやるから、わしのそばを離れるな!
秀吉をひたすら信じて追っかけてきた助左も、何か違う物を感じたようです。
そう言われたのに、助左はルソンの美緒様のところに行っちゃいました。
美緒様、めちゃめちゃ助左に会いたかったって、走り寄ってきましたよ。
ルソンの仲間たちも助左を大歓迎します。
みんな、助左と美緒様が一緒になると信じて、二人を見守るんです。
しか~~し、助左は、美緒様を突き放します。
今井宗久さんの船は遭難し、兼久の女だった梢も亡くなり、
今井に残された小太郎という男の子を育てるのは、貴女しかいないんですよ。
美緒様、大好きな助左にそんな風に言われちゃったらねえ、、悲しいよね~
助左も泣いています。
本当は好きで好きでしょうがないのにね、だから誰とも結婚しないのにね・・・
共に生きる人生はないのに、一緒の船に乗り、堺に向かう二人なのでした。
さて、日本では、賤ヶ岳の合戦で秀吉の勝利が確定しました。
秀吉の時代がやってきます。
信長様の葬儀も秀吉が取り仕切って、大徳寺で大々的に行われました。
その大徳寺はこれからさらに濃い意味を持っていきます。
ああ、大徳寺、いきて~~!!笑
そして、もう一つの悲恋物語。
明智の娘、細川忠興の妻、たまさんを恋い慕う男、石田三成。
丹後に幽閉されたたまさんに聖書とか食べ物とかをこっそりと運ぶのです。
この二人の悲しい未来も、ただただ見守って参りましょう
戦国の大スター総動員の第29話でした。
改めて思うのは、賤ヶ岳って、戦国ターニングポイントですよね。
秀吉が茶々に会わなかったら、世継ぎ秀頼は生まれなかったし、
茶々と秀頼を大事にしすぎなければ、豊臣家は滅ぶことがなかったのかも。
歴史に if はないのに、すんごく想像したくなるのは「戦国中毒」かな。笑