映画 ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた~Stronger~ | Coach MasHのボヤキblog ~働く人 働きたい人を応援します~

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本日もおつきあい下さり、ありがとうございます。
 
久しぶりにジェイクの映画を観て来ました。
最初にジェイクを知ったのは、ブロークバック マウンテンなので、
もう10年以上前になるわけで、ジェイク、年取ったなあと思うのは当たり前か…
ヒース レジャーも亡くなって、10年経ちました。
だから、ジェイクにはいい映画に出続けてもらいたいと思います。
 
さて、このお話、実話です。
 
ボストンストロング ダメな僕だから英雄になれた ~Stronger~
 
ボストンマラソンで爆発事件がありました。
その時犠牲になった若者が主人公です。
 

 
2013年、そんな怖い事件がありました。
マラソンという市民のお祭りに行われた許せないテロでした。
確か、ゴール目前の場所に爆弾が仕掛けられ、ひどい事件になったのです。
 
先日、日本人が優勝して、明るいイメージのボストンマラソンですが。
こんな悲惨な事件は忘れ去られたような感覚ではいけないですね。
実際に、このテロで人生が大きく変わってしまった人がいるんですから。
この映画の主人公も、その一人でした。
 
何度もふられた愛しい元カノがゴールする姿をみようと、
ゴールで大きな看板を掲げて立っていたジェフ ボウマン。
何やら怪しい人と目があった直後、大きな爆発。
その爆発で、ジェフは両足を失ってしまいます。
取り乱す母親、そして、親族なども、冷静な状態になれるはずもない。
マラソンを完走した彼女は、ニュースに写し出されるジェフを見て、
自分の応援に来ていたからこの事件に巻き込まれたと心を痛め、
親族と一緒にジェフが目覚めるのを待ちます。
 
ジェフが目覚めてすぐに、「犯人を見た!」とメモで伝えたことから、
警察やFBIが病室に駆けつけ、事情聴取もひっきりなしに行われ、
家族は自分を大切にしてくれると思っているから、ジェフも頑張る。
面倒だなと思うこともあるけど、反抗することなく、笑顔を見せ続けます。
とにかく、この一家は母親だけでなく、親族みんなが一致団結。
みんなでジェフを守る。みんなでジェフを慰める。みんなでジェフを担ぐ。
 
元カノエリンは、ジェフに対して申し訳ない気持ちで付き添っていたはずが、
徐々に本物の愛情に変わっていくのですよね。
二人が距離を縮め、本音で心を開放できるのは彼女だけになっていきます。
 
ジェフの情報から、犯人は逮捕され、
ジェフはボストンの英雄として世間からヒーロー扱いされることになるのです。
許せないテロで被害にあい、両足を切断するような大怪我をしたものの、
生還し、前向きに生きていジェフはボストンの、いや、アメリカのヒーローとして
強く明るく生きている姿を見せることが必要になってしまいました。
まだジェフの心は再生できていないのに、、。
 
あっという間に爆発に巻き込まれ、何もわからないうちに足が吹き飛ばされ、
回りは血まみれの状態から、行き絶え絶えに救出されたジェフですが、
心のメンテナンスをする間もなく、周囲の環境が変わっていきます。
その心を唯一知っていて、さりげなく支えていたのはエリンでした。
 
二人は、大家族が見守る中で愛し合うようになり、同居することになり、
嫁(まだ結婚してないけど)と姑の対立が、それはまたすごい。笑
エリンは、ジェフの心の傷を気遣ってそっとしておきたいと思うし、
母は、とにかく息子が好きで好きでたまらないから、
息子がヒーローでいることが嬉しくてたまらない。
 
本当はジェフは目立ちたくない。
本当はヒーローなんかじゃない。
両足がなくなったことで一人で泣きたいことは山ほどあるんですよ。
だけど、言えないんですよ。いい子なんです、ジェフは。
ヒーローなんかじゃないのに、ヒーローでいなければいけないんですよ。
 
そんなジェフがどうやって本当の再起をするのか。
本当に生き直せるチャンスをどうやって見つけるのか。
ジェフの複雑な心の動きを、ジェイクがしっかりと演じています。
 
最初の印象より、もっと身近で、もっと深い話だと思いました。
テロに遭遇することはそんなにないことなのかもしれないけど、
誰もが、思わぬことで人生を大きく変えられることはあるのかもしれません。
その中で、生き直す強さを得ることができるとしたら、
それはその人の強さだけでなく、大切な人の愛情なのかなと思いました。
 
映画の最後には、ジェフ ボウマンご本人が出てきます。
ジェフとエリンに、幸あれ!!