映画 ライオン 25年目のただいま  ~LION~ | Coach MasHのボヤキblog ~働く人 働きたい人を応援します~

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本日もおつきあい下さり、ありがとうございます。

 

GWはどこかにお出かけでしょうか。

数年前までは必ずどこかに旅行に行っていた我が家ですが、

もう、GWの混雑の中に挑む気力がありません。笑

御休み明けから、お仕事も待っているし体力温存!!

こんな考え方になるってことこそ、本格的なお歳ですね。笑

 

というわけで、今年のGWは映画三昧ってことにしました。

映画館で観るのもいいけど、我が家にはWOWOWがある、

そして、しくじって入会してしまったamazonプライム会員でもある。笑

無料体験期間を超えると、がっぽりお金取られますからね。

ある月のカードの請求を見て、なんでこんなにとられてる?と思ったら、

amazonプライム会員の会費でした。

だったら、映画観まくってやる!!ってことで、暇があれば見ています。

テレビの録画より楽ですね。どこでも見られるんだから。

 

まずは映画館で観た映画、ライオン です。

アカデミー賞的には、ムーンライトとなるのが流れでしょうが、

私はこっちに惹かれてしまいました。

 

 

5歳の子供がどういうわけか迷子になって、家族と離れ離れになり、

オーストラリアに養子として引き取られていくお話、らしい。

 

ポスターかチラシを見た時に、あ、この子は見たことがあると思いました。

「スラムドッグ ミリオネア」のジャマールを演じたDAV PATEL です。

あの頃はまだ幼さの残る表情でしたが、立派なイケメンの青年になりました。

 

と言っても、スラムドッグは見たことがなかったので、今日見ました。

両方の映画に共通しているのは、インドの貧しい人たちの生活。

子供が誘拐され、売られていた現実。今でもあるのでしょうか。

 

ライオンの主人公、サルーの家も貧しく、母が石積みをして生活しています。

ちょっと悪知恵の働くお兄ちゃんと、列車の石炭を盗んだりして、

親孝行のようなことをしていたつもりでいたサルー。

ある日、お兄ちゃんが稼ぎに出ると出かけるのにくっついていって、

お兄ちゃんに置いていかれてしまいます。

お兄ちゃんを探すつもりで乗った列車は回送列車でどこにも止まりません。

その町から1600kmも離れたカルカッタまで連れていかれてしまいます。

 

カルカッタから切符を買おうとしても、乗り込んだ駅がわからない。

自分の名前も、お母さんの名前も実は、何も知らないサルーでした。

ごみをあさって食料を得たり、お寺のお供えを失敬して食事したり、

悪いグループに誘拐されそうになったり、親切な人だと思ったら人買いだったり。

 

警察に保護され、孤児院に送られ、自分がどこにいるのかもわからない。

でも、お母さんのところに帰れると信じて、サルーは待ち続けますが、

文字も読めない母親はサルーを探すことすらできません。

ラッキーというべきか、アンラッキーというべきか、

サルーはあるオーストラリアのお金持ちの養子として迎えられることになります。

 

そこでの暮らしは、何の不安もなく、幸せに暮らし、教育もつけてもらいます。

何の苦労もなく、不自由もなく成長し、大学の寮に入ったサルーは、

あるとき、昔の幼い頃の記憶を突然呼び戻します。

自分は迷子だった。自分を探している母親とお兄ちゃんがいる。

本当の親に会いたい。本当の親を探したい。

 

育ての親に本心を隠しながら、小さい頃の記憶だけを頼りに、

インドの地図を広げ、文明の利器、Google Earthを駆使し、

何年もかかって、自分が置いていかれた駅を思い出します。

そして、ついに、自分が生まれ育った街の名前、本当の名前を探します。

サルーが名前も知らない自分の村を見つける壮大なプロジェクトに、

大学の友人たちが協力し、彼を応援し、献身的にサポートします。

 

25年間迷子になっていたサルーが故郷に帰ったという実話です。

 

物語の半分くらいが5歳のサルーの格闘ぶり。

何ともかわいいんだ。可愛すぎるんだ!本当に愛らしくて泣けてくる。

成長しちゃってがっかりするくらい、彼がかわいい。笑

 

 

逃げ惑うサルー、お兄ちゃんと呼び続けるサルー、

ところどころに心を揺さぶられるシーンがありましたが、

この子の演技力がなせる技かもしれません。すごい子役です。

 

ところが、最後の最後、映画が終わった後の映像が一番感動しました。

実話でもあるこの物語、ちゃんと本人がいるんです。

そして、最後の最後の、最後、

なぜ、この物語のタイトルが、「ライオン」なのかが分かったとき、

涙腺が崩壊・・

 

とても心が温かくなる物語でした。

ぜひ、観てみてほしいなあ~