命より大切なもの | 津田紘彰のブログ

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日本コーチングセンター所長の津田紘彰(つだひろあき)が、コーチングを中心に生きることや日々学ばせて頂いたことについてお話しさせて頂きます。
少しでも皆様の気づきや元気に繋がりますように。

「一番大切な人の命より大切なものはありますか?」


コーチングとは何か?ということを説明する時、講演会でもセミナーでも、私はまずこの質問を皆様に投げかけます。

あなたにとって、一番大切な人(たち)の命よりも大切なもの、何かありますか?と。

お子さんがいらっしゃる方ならそのお子さんたちの命より。

旦那様や、奥様の命より。

大切な仲間やご友人の命より。

或いはそのご本人の命より大切なもの。

一つだけあります。

それは、「その方(たち)の人生」です。

私たちは、命のために人生を生きるわけではありません。

つまり、生き永らえるために人生を生きるわけではありません。

良い人生のために、いかに命を使うか、が大切です。

私にとって、息子たちや妻の命より大切なもの。

それは、息子たちと妻の人生です。

命よりも大切なその人生を、かけがえのないものにするお手伝いをさせて頂く存在。

それが私にとってのコーチングです。

命はもちろん大切です。

私の命も、ご先祖様や、両親から頂きました。

数えきれないほどの存在に支えられ、生かされて命はここにあります。

でも、命そのものにはこだわりません。

命はもちろん大切にしながら、しかしこだわらず、それをいかにどなたかの幸せな人生のために使わせて頂くか、その一点のみにこだわって生きようと思います。

時間は、命を削って流れます。

言うなれば、時間は命そのものです。

運命、という言葉があります。

運命には逆らえない、そういう運命だったのだ、なんて言葉もあり、あたかも運命は変えられないような印象を持ちます。

確かに、私が津田家の長男として生まれてきたこと、男として生まれてきたこと、などの事実は変えられません。

それは、「宿命」といいます。

運命という言葉は、命を運ぶと書きます。

命は時間そのものである、と書きました。

文字通り、私たちが今この瞬間という「時間」をいかに使うか、その時間をどう生きるのか。

それによって、一見抗えないように見える運命は、いくらでも変えてゆけます。

それが、「運命」と名付けられたものの真の意味です。

二度とないこの時間を、どう生きる?

どんな心で、何をして生きる?

今、自分はどんな心でいるのか?

そんなことを常に意識し大切にしながら、明日からいよいよ始まる、新しい年度を迎えたいと思います。

皆様は、二度とないこの人生、その大切な命を、何のために、どのように使いますか?

どんな心で生きますか?

どうか皆様にとって明日からの日々が素晴らしいものとなられますように(^^)

おやすみなさい。