志ノート | 津田紘彰のブログ

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日本コーチングセンター所長の津田紘彰(つだひろあき)が、コーチングを中心に生きることや日々学ばせて頂いたことについてお話しさせて頂きます。
少しでも皆様の気づきや元気に繋がりますように。

五年ほど前に100均で買い、「志」と書いた一冊のノート。

中を開けて見ると、まだコーチングに出会った頃の恥ずかしくなるような青臭い志や夢や目標が書き連ねられています。

当時、会社の不毛な(失礼)会議中に真剣にメモを取りながら聞いているふりをして(笑)資料の裏側にびっしりと志を書き込んだプリントなどもたくさん挟まっていました。

当時は書きながら、いやいやこんなん絶対無理やん、と思いながらも空想を膨らませて書いていたのを思い出します。

久しぶりにノートを発見して、うわ!そういえばこんなの書いてたな、恥ずかしい~(^^:)と思ってページをひらき、本当に驚かされました。


「コーチングの学校の先生になって皆さんと人生の大切なことを学び合う!そのために…」

「企業の社長さんや、学校の先生や多くのお母さんのコーチになって子どもたちや人々の幸せをお手伝いする!そのためには…」

「人生を学び合う自分の塾を創る!○○年の○月までに…」

「色んな企業や学校に呼ばれて全国で講演やセミナーをする!合宿セミナーをする!そのためには…」


叶っている…!

あの夢も、あの夢も。

こんなことを書いていたことも忘れていました。

これらの夢も、当時の自分にとっては、登ることは到底困難な、とてつもなく高い山。

それでもノートをひらいては己を鼓舞し、まずはこの一時間、全力で生きるぞ!いや、まずは30分だ!それを積み重ねて最高の一日にするぞ!

そんな風に暑苦しく、それでも必死に心を整え、己と闘っていました。

その数年前に大切な人を失うという人生の大きな悲しみを少しずつ乗り越えながら、だからこそ自分はどう生きるべきなのだ、と真剣に問いかけ続けながら歩む日々でした。

夢は、本当に叶うんだ…。

そんなことを一冊のノートが教えてくれました。

また、改めて注目したのは、そこにはどんないい車に乗るとか、こんな家に住みたいとか、年収いくらになりたい、あれを手に入れたい、など自分のための夢は全く書かれていなかったことです。

青臭いなりに、それでもひたすらに、自分は何のために生まれてきたのか、なれば自分の命を誰のどんな喜びのために使うのか、そればかり考えていました。

音楽を辞めて名古屋に帰郷し、生き直すと決意して今年で9年になります。

あの頃、絶対に無理だと思っていた大きな志が、ついに手を伸ばせば届く場所まで来ました。

後は己の意志で手繰り寄せるだけ。

またノートに新たな志を書き加えながら、今日も一日頑張ります。

どうか皆様にとって素晴らしい一日となられますように。