武道に復帰 | 津田紘彰のブログ

津田紘彰のブログ

日本コーチングセンター所長の津田紘彰(つだひろあき)が、コーチングを中心に生きることや日々学ばせて頂いたことについてお話しさせて頂きます。
少しでも皆様の気づきや元気に繋がりますように。

12年前まで6年間、極真会館の空手道場に通っていました。

最後の頃はミュージシャンの下積み時代で生活も困窮しており、最終的には月謝がとても払えなくなって(苦笑)、道場を離れることになりました。

その後音楽でプロデビューを果たしたものの、父の入院を機に音楽の道を断念して名古屋に帰郷し結婚、二年前までは新たに合気道を学んでいました。

そして二年前に後方からの追突事故に遭い、幸い大事には至らなかったものの、頚椎を傷めて後遺障害の認定が降りるほどの症状で、今も痛みは残存しています。

身体が思うようにならず合気道道場にも通えなくなり、痛みとの闘いでもあったこの二年、まともな運動もできずに改めてもう一度深く武の道を学び直したい、という思いを持ち続けていました。

そして交通事故に遭う少し前に出会った、極真空手の師範でもある、私の魂の師、鈴木稔先生。

「津田さん、もう一度空手やりませんか。津田さんが空手教えたら、いじめられる子、減らせるじゃないですか」

出会ったその日に言われたお言葉に、強く背中を押してもらいました。

怪我が癒えたら、もう一度、全力で武の道に精進しよう。

そう心に決めてから二年。

私は、12年振りに空手に復帰することが出来ました。

合気道に復帰するか?それともブランクの長い、極真空手に復帰するのか?

本当に真剣に考え抜きました。

これから先の人生、生涯己を磨き抜いてゆくために、そして三歳と0歳の息子たちに父親として道を示してゆくために、私はどちらに復帰することがよいのか?と。

私にとっての結論は空手でした。

そして、スポーツ空手(いわゆる伝統空手)ではなく、またかつて所属していた極真空手でもなく、600年前から伝わる古伝の空手を生涯かけて身体に刻み込んでゆく、琉球の古伝空手を死ぬまで稽古すると決意しました。

今回もまた、不思議なご縁の巡り会いを頂き、何か導かれるようにここへ辿り着きました。

日本人として、日本が世界に誇る「武道」の生き方と文化を次世代に継承してゆきたい、そして熱く潔く生きる日本人の魂の復興を少しでもお手伝いさせて頂ければ、との思いです。

鈴木先生には遥か及びませんが、いつの日か子どもたちに伝えることが出来たら、いじめも、引きこもりも、ほんのわずかでも減らすことができるかもしれません。

近い将来、二人の息子たちとも真剣に道場で向かい合うのが楽しみです(^^)

志事も空手も生涯、毎日が修行。
修練を重ねて参ります。