恩寵的試練 | 津田紘彰のブログ

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日本コーチングセンター所長の津田紘彰(つだひろあき)が、コーチングを中心に生きることや日々学ばせて頂いたことについてお話しさせて頂きます。
少しでも皆様の気づきや元気に繋がりますように。

人生の、大きな大きな試練をまた頂きました。

当然のことですが、自分の努力や熱意だけではどうにもならないこともある、ということを今回もまた思い知らされています。

このような時に直面した時、自暴自棄に陥り、どうして自分が…と運命を呪って人生を前に進むことをやめるのか。

それとも全ては自分次第、として運命を恨むことなく、これを感謝して受け入れ、少しでも一歩を踏み出していくのか。

起こってしまった事実は変えられなくても、心の持ち方と行動だけは、どんな時も自分で選択することが出来ます。

論語にも、
「歳、寒(さむ)うして、松柏の萎(しぼ)むに後(おく)るるを知る」
とあるように、困難に合った時に、その人間の本質が出ます。

こんな時こそ、風雪に耐え、自分を測る機会なのかもしれません。

時としてマイナスに荒みそうになる心がやってくるたび、ああ、自分はまだまだ小さいなあ、弱いなあ、と反省させられます。

それでも、私を信じてくれる人たちのためにも、ここからまた立ち上がらなければなりません。

コーチングでは、リソース(資源)という考え方があります。これまでの人生で起こったこと、そしてこれからの人生で起こることも全て、あなたがあなたにしか歩めない素晴らしい人生を築くための資源になるという考え方です。

私がここから学べることは何だろうか?

この経験から、これからどんな人のお役に立てるだろうか?

この状況は、どんな未来を創り上げるのに優れているだろうか?

最善を尽くすために、今出来ることは何だろうか?

苦しくとも、今こそ強く強く、そう自分に問いかけて参りたいと思います。

絶望の淵から這い上がった人間でなければ、語れないこともある、そして、29歳の時の試練に較べれば、今回のことなど、必ず乗り越えられるはずだと自分に言い聞かせながら、最後は気合、根性、やせ我慢です(笑)

三年後、五年後に、あれがあったからこそ成長できた、あれがあったからこそこの人の力になれた、そう言える未来を作れるよう、後ずさりはせず、一歩踏み出して参ります。

今年の桜は、また特別な思いで見ることとなりそうです。

もうすぐ満開ですね。