一度、日本を離れるか、外国人の知見に頼る。
利尻島を離れて、再び見直した利尻島、利尻富士の格好良さ。
今日は、朝から礼文島に行って来た。
礼文でレンタカーが予約でいっぱいだったので、利尻島から車ごと移動して周遊するつもりだったが、利尻で時間を持て余したこともあり、キャンセルして身体一つで入った。
昨日、道に迷って入った路地のガレージで76歳のおじさんが、昆布をカットしていた。
こんにちは!と挨拶したら、この昆布は東京の料亭から注文があったらしく、
利尻昆布に関して、行政改革?をしてほしいと言う。
いったい、どいうことだろう?
実は利尻こんぶと呼ばれる昆布は利尻だけ出なく、
主に道北地区(北海道の利尻島・礼文島・稚内地方など)で採取される昆布のこと言うらしい、ことを話してくれた。
どうやら、利尻島だけで採れる昆布を利尻昆布としてほしい、
プライドをもって仕事をしているし、これからもしていきたいということらしい。
パッケージの裏を見てもわからないんですか?
わからないらしい。
さて、日本国の課題を問われると礼文に来ても、時々、石丸伸二氏のことを思い出す。
そして、ふと、日本の国に誇りを持てないのは、自分に自信がないから、自己肯定感が低いからではないか、と思う。
稚内までの機内で見た、なぜ日本に来たのかを海外からの旅行者にインタビューする番組『YOUは何しに日本へ?』を見て思った。
アニメ・漫画、日本料理、日本のワイン、陶芸と、これだけ日本の文化を楽しみ、学びに来る人がいる。
今年4月5月の海外からの旅行者は連続して300万人を超えているらしい。
日本人が自身の魅力や海外への影響力を知らない、あるいは考えが及ばないのは想像力が足りないだけではないだろうか。
なので、海外から日本を見ていて、アニメ・漫画のことをよく知っている若い世代の石丸氏なら、この分野にもっと力を入れて産業を創出して行くだろう。
そして、自主自立した人、苦しむ日本を変えてゆくような人材を育てるには、日本人だけではなく、『Japan as Number One』を書いたエズラ氏の息子で米カリフォルニア大(UC)バークリー校教授のスティーブン・ボーゲル氏(政治経済学)のような外国人の力も借りたらどうだろうか。
彼は、日本に対して以前と同様にGDPを追い求めることに疑問視している。
そんなことを思いながら、今日は、礼文島の桃岩展望台を歩いた。
レブンシオガマ
かつて、元総理大臣だった安倍晋太郎が
美しい日本という本を書いたが、その美しいは抽象的だと思ったが、
この礼文島に来て、南は亜熱帯の沖縄から北は冷帯・亜寒帯と多様性に富んだ日本列島の自然は美しい。