写真:銀閣寺の苔の庭
NHKスペシャル「驚異の庭園~美を追い求める庭師たちの四季~」を見た。
NHKスペシャル「驚異の庭園~美を追い求める庭師たちの四季~」を見た。
写真:桂離宮の御幸道
かつて、桂離宮の御幸道の両脇には、透き通った緑の※¹スギゴケが生い茂っていた。
それが、21世紀を迎えるころには徐々に姿を消し、今では僅かしか残っていないという。
代わりに生えてきた黄緑色の※²ハイゴケも枯れてしまうことが多くなり、地面が露出してきている。
写真:自宅の庭のハイゴケ
京都でもスギゴケは育ちにくいと言います。
金閣寺、銀閣寺でも3~4年でスギコケを張り替えていると聞いています。kokeya.com/サイトより
福井県立大学の大石善隆教授の調査によると、
京都の20の苔庭のうち14の庭で苔が消えるなどのダメージが確認されたという。
その原因は、都市化によるヒートアイランドだ。
京都市内の平均気温は、この50年で1.4℃ほど上昇しているという。
環境がこれから悪くなっていく現状でスギゴケ良くしていくには、今、現在のスギゴケの庭に播苔をしていくしかないと、思われます。播き苔とは、苔の種を播く工法です。kokeya.comホームページより
このような地球温暖化による影響が京都の苔庭にも起きていることを、テラリウム・ワークショップで話していきたい。
※¹スギゴケは、低地から山地のやや日陰地の湿った地上や腐植土のたまるようなところに群生します。湿度と湿度と光のバランスであるけれども、一番重要なことは湿度です。
※²ハイゴケは、明るい場所でよく成長する丈夫な植物です。ただし、直射日光に当たると葉焼けや乾燥で枯れてしまう可能性があるため、半日陰で育てましょう。特に気温が高いと葉焼けを起こしやすくなります。