雪景色がキレイなので、見せてあげようとしたら
ビンごと滑ってひっくり返り、グチャグチャになってしもうた。
写真:庭に出した自宅の「小さな森」
庭仕事とテラリウムづくりは規模こそ違え同じ要素がある。
著書『庭仕事の真髄』を手本にして文脈をなぞり、テラリウムづくりの可能性を考えてみる。
心の健康において※¹修復(レジリエンス)という作業は、重要な働きをしている。
まるで、休みなく働く庭師が雑草を取り除くように、心理的な回復と修繕を一生涯やる続ける必要がある。
スー・スチュアート・スミス著『庭仕事の真髄』
自分が正しいという正当化をやっている限り、
それが認められないと怒りと敵意の循環に陥ってしまう。
子どもの頃、ラヴェルのオペラ『子どもの魔法』のように
物言わぬ動植物を傷つけてしまったことがある。
「庭」や「庭仕事」は、このような感情を変化させて愛にあふれた衝動へと戻っていけるようになる。
前述のオペラの少年が、他を慈しみ思いやる心、他利の心(「真我(真の自分、愛そものも)」を取り戻すきっかけは、「庭」という設定だった。
庭仕事をしている時だけは、自分を良いと感じる。
庭仕事で身体を動かすことは注意を自分自身の外へ向けることができる。
また、自分に関する他人の考えや判断から逃れることも可能だ。
(中略)
逆説的だが、この対人関係抜きの気楽さは人間性と再び結ばれる道になる。
心は破壊と衰退のあとに再生と新生が続く自然の中の生命の循環に相似している。
写真:階段の向こうは希望
『庭仕事が怒りと絶望の代わりに希望に満ちた世界へと通じる好循環を生む』その意味で写真のテラリウムの題名はその意図を得ている。
ところで、セールスレターに「自宅に小さな森を、テラリウムに見る自然の雄大さと生態系」というキャッチコピーを使いたい、
そうFeel The Gardenの代表 川本毅社長にお話した。
テラリウムづくりも庭仕事も自然との対話である。
テラリウムづくりの真髄は庭仕事と同じようにWell ※²Gardened Mindである。
自然とふれ合うセラピーにこの積極的な対話を入れていこう。
具体的にいうなら、それは、Garden(verb):to work in a garden or forest,making plants growではないかと思う。
自然とふれ合うセラピー&テラリウム・ワークショップのお問い合わせ&お申し込みはこちらから↓↓↓
※¹困難をしなやかに乗り越え回復する力 レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「復元力」「耐久力」「再起力」「弾力」などと訳される言葉で、「困難をしなやかに乗り越え回復する力(精神的回復力)」
※²Gardened: to work in a garden,making plants grow