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そうそう変わるもんじゃねえな (前略、ドイツにて。あらため)

ゆるーく日常をつづります。と言いながら、6年ぐらいほったらかしにしていたブログ。2018年に入ってから思うところあって復活したけれど、とりあえず三日坊主の危機は脱出。でも、あまり更新しないなぁ。

このお話の続きです。

 

 

 

で、まあ、パンクした電解コンデンサを取っ払って、代わりのコンデンサ(下記写真)に交換しました。

 

KEMETの100V 6800μFのケミコン4個。  Digi-Keyで買いました。アメリカから航空便で届けてくれて6000円以上で送料無料だそうです。本当かねぇ、と思ったのですが、5月1日に発注して5月6日夜にはUPSで届きました。すげー早いなぁ。

 

で、プリント基板実装用のやつをシャシーマウントして使うことに。

長さは1/2ぐらいになっているので、ESRはオリジナルのニチケミ品の新品よりは多分高いかもしれないけど、ニチケミがESR公表していないのでわからんです。  まあ、この場合、4本ともそろっていることが重要。

 

 

はい。取り付けました。ついでに、焼けていた抵抗器も交換しとりあえず通電。

間違ってもコンデンサの端子ふれたくないな、と思いながら、の測定。

半組み立て状態で、コンデンサ間の電圧差は1V未満。素晴らしいです。

 

あとはパパっと元通りに組み立てなおして、負荷試験。

 

実験用の負荷源としては、単純な電熱器を使いました。シースヒーター。

きれいな直流でお湯沸かすだけって、シュールな使い方だよなぁ。 

 

で、リップルは、オシロで見てもわからんというか、電源周期での変動は皆無。

負荷領域でも10mV未満のホワイトノイズのようなものが乗っている程度。

もはや測定器と電源を接続する電線がアンテナ代わりになって、そこら辺を飛んでいる電磁波を拾っている事実。

 

趣味用の電源として使うには無駄にきれいな直流ですね。

重いことと大きくて邪魔なことを除けば、静かなファンレス電源でいいのだけど、

CCモードの最小電流が0.2Aまでしか絞れていないので、そのあたりの改造をしようかなぁ。

普通に高電圧直流での実験レベルだったら0.2Amaxで十分なので、実質CCモードが機能しないと思ったほうがいいレベル。

 

 

ちょいと実験をしたくなって、中古の350V級のDC安定化電源を入手しました。

 

まあ、30年選手のCV/CCの電源で、すでに会社が無くなって久しいメト〇ニクス製。

私が入手した電源はどうやら、過去何度も転売を重ねた経緯があるらしく、ちょっと

調べただけで、次のことがわかりました。

 

  • どうやら1年ぐらい前にヤフオクで数千円で落札された経歴がある出品物。
  • 当時の落札者と今回の出品者は異なる
  • 1年たたずに何度か転売された形跡がある
  • 転売の経緯の中のオークション記録がすでに削除されていたりする記録がある
  • 半年前ぐらいに売り主都合でキャンセルされて記録が見つかったりしている
  • 変なサイトにヤフオクで使われている写真そのままで割引価格(2重価格)で掲載されている
  • 最終的に私が入札した金額は、最初のオークションの落札額の約3倍の値段(笑)。

つまりは、転売中に落札者から何か指摘されて取引中止になったり、ヤフオク以外でも値引き販売を試みたが売れなかったものに、当初の3倍の値段をつけた「モノ好き」がいたことと、その「モノ好き」が私だったということで。。。

 

最初の出品者は、特に通電確認結果を記載していないが、転売の過程で説明文には「60Vで負荷かけられました」みたいな文言と、最大で360Vまで確認しましたという文言とテスターでの電圧表示の写真などが追加されるなど、どうにかして売っぱらいたかったのだろうと、いろいろと想像がはかどります。

 

こういう場合、たいていまともには使えないブツです。そんなブツが巡り巡って、いま、私の手元にやってきました。

 

まあ、私(今の所有者)としては金を払って、出品者に「非常に良い 出品者」という評価をつけたし、今更出品者に何か文句を言うつもりもないけれど、出品者は「使えないモノを高い値段で売り飛ばせてよかった」と思っていることでしょう。 

 

そういったヤフオクのどろどろした部分はさておき、義理を果たした落札者(所有者)が整備作業中に、何を思ってどんな感想を持とうが、それは落札者の勝手であって、特に過去の出品者や落札者たちに「こんなガラクタになんでこんな高い値段付けているんだ、とか取引の後になって何か文句をつけているっていうハナシではないです。

 

 

で、何故そんな香ばしい物件に、私が手を出しのたかといえば、その装置の中につかわれているトランスが欲しかったからです。

 

しかも、2次側に300V以上で1Aとか2A流せる容量を持ったトランスで、産業用レベルの設計で、となると、1万円とか2万円とかでは買えません。

 

まあ、1年前に私がこのオークションを見つけていたら、もっと安く手に入れられたのかもしれませんし、変な競りあいが始まって、もっと高い値段になってしまったのかもしれません。


で、落札したブツが到着しました。

 

とりあえず通電確認します。

 

なんか、コンデンサ周辺から小さな音がしているものの、電圧調整ボリュームを回して出力を少しづつ上げていくといくと音が静かになって、さらに出力を上げていくと、確かに360Vまで出力される。でも350Vの電源で360V出るのがおかしい(笑)。電圧のフィードバックかかっていないか、電圧の制限回路が死んでいるところまでは可能性として考えないといけないが、とりあえず、電圧を上げていくと、酸っぱい匂いが漂ってくる。 30年選手の電源だから電解コンデンサが死んでいても仕方ない。

 

筐体を開けてみる。おお、でっかい電解コンデンサが4本。左上の1本が、なんか盛大に吹いた痕跡があります。いわゆる電解コンデンサのパンクですが、からっからに乾燥した状態の汚れ。 昨日や今日のパンクではないです。見た感じでは、シャシー側に電解液が流れた後もなければ周辺を腐蝕したような被害は見られません。

検証のため、他のコンデンサが吹いていないか確認しましたが、コンデンサの位置の天板の裏面だけ腐食跡がある以外には腐蝕らしい痕跡は見当たらないところを見ると、本当コンデンサ1本だけ電解液を吹いたようです。

 

 

 

とりあえずコンデンサの型番を控えました。ニチケミのCEW、100Vの6800μF。

 

CEW。  シャーシマウントタイプのブロックケミコン。

手持ちの部品やアンプのケミコンでニチケミのCEWのマーキングがあるものを探してみたら、20年以上前の真空管アンプ用の電源回路に使っていたやつのいくつかがニチケミのCEWだったので、多分、当時の標準品(そこまで低ESRではない)だろう、という判断。 

 

本当はTDS(Technical Data Sheet)でスペックを調べてから代替品を探そうかと思ったけど、シャーシマウントのケミコンって、極端に整理されてしまっているし、4本のコンデンサのうちで電解液を吹いた1本だけを交換するのも、バランスが崩れそうで嫌な感じがするので一括交換前提です。

 

というのも、この電源は、400V近い電圧のリップル取りに100V の6800μFのケミコンを4つ直列にして、各段均等に電圧の1/4を分配しているのいで、直列接続のコンデンサの1本だけ新品や別の会社の銘柄のコンデンサに交換すると、コンデンサ内の抵抗値(ESR)が違うので、ESRの高いコンデンサに負荷が集中します。結果、交換したコンデンサのESRが他の3本よりも高ければ交換したコンデンサが短期で死亡するし、逆換したコンデンサのESRが他の3本よりも低ければそれ以外の3本の古いコンデンサに負担がかかります。

 

ざっくり言えば、本来は、4つのコンデンサそれぞれの+と-の電極間には出力電圧の1/4がほぼ均等にかかっているのですが、左上のコンデンサ(一番電位が高い部分にあるコンデンサ)が吹っ飛んでいるものの、中途半端に生きているというか、劣化か電解液が抜けた影響でESRが高くなっている状態。出力電圧ボリュームを上げていくと、左上のコンデンサだけ熱くなり、かつ60Vまで上がらない。で、他の3本の端子間には100V近く電圧がかかっている状況。 最大電圧出力だと、すべてのコンデンサの端子間電圧は最大で75Vになるようになっているはずなのですが、ちょうどパンクしたコンデンサのところの端子間電圧で総電圧のリミッタをかけているのではないかと思われます。まあ、この結果が、350Vの電源なのに360Vまで出ている理由だと思います。

 

コンデンサのパンク(液漏れ)以外の損傷では、基板上の1/4W抵抗が1本、焼け焦げているのを発見した程度。抵抗のカラーコードは、橙??金で、?印部分の色帯が焦げて燃えカスのカラーコード。

 

E24系列だと3から始まる抵抗値は5種類もあるけど、基板に乗っているカーボン抵抗は、E12系列から選んでいるっぽいので、絞りやすいといえます。E12系列で先頭の数字が「3」だとすると、2個か3個しかないはず。たぶん回路構成からすると、トランジスタの電流制限に使っているようで、3mA~5mAも流せば十分だろうと想定すると、4KΩ程度。40KΩだとトランジスタがスイッチングしてくれないし、400Ωだと、電流流れすぎ。 E12系列で3KΩ台の抵抗器で4に近い数字というと、3.9KΩだろうと思うけど、、、、多分お大外しはしていないと思う。

 

3.3KΩはプルアップ抵抗などでよく使う値なので、袋単位で買っているけれど、3.9KΩって、手持ちでは持っていないなぁ。仕方ないのでコンデンサ買うときについでに1袋発注しておくかな。

 

続く。

 

私の使っているオシロは、菊水のCOR5521です。

現象20MHzのアナログ+デジタルのやつで、もう、かれこれ30年以上昔の機種です。

先日、波形観察をするためにオシロスコープを引っ張り出してきたのですが、内臓バッテリーがご臨終のようで、BACK UP BATTERY EMPTY?と表示されていました。

 

このオシロの良いところは、電圧や掃引時間などの操作系はロータリーエンコーダー式のツマミでデジタルになっているけど、画像の表示位置やトリガーなどは、アナログだということ。 デジタルオシロ的な使い方よりもアナログオシロ的な使い方に主眼を置いているので、とにかく使いやすいです。

 

アナログオシロとして使っていて、トリガーかかったりかからなかったりするような波形をとりあえず決め打ちでストレージしてから観察する、という使い方ができるので、オシロを道具として使いこなせております。ちゃんとしたデジタルオシロを引っ張り出してこないと観察できないような高速波形以外は、この古いオシロを愛用しています。

 

が、バックアップ電池が死んでいるようですので、交換が必要です。

 

本当だったら菊水電子のサービスセンターに持ち込んで修理が正解ですが、アマチュアの実験に使う程度のオシロ(30年選手)にお金をかけてメンテナンスするのもばかばかしいので、自分でやることにしました。

 

やると決めたら即実行。6本のねじを外して天板を開けます。

写真向かって右上の基盤を外します。4本のねじで止まっています。

外すときはフラットケーブル4本と、ケーブル類5本を外します。

 

取り外しました。

 

 

 

裏返して四隅のねじを外します。

 

フラットケーブルに気を付けながら開きますと、中にバッテリーがあります。

 

BR2330のタブ付きです。

 

はんだを外して、リードピッチを調べてみたら、CR2032系の電池ホルダのリードピッチと一緒でした。

ということで、BR2330からCR2032に変更することにしました。

 

BRとCRだと電極の構造が違いますが、まあ、普通にメモリーバックアップ用途であれば、電圧もほぼ一緒なので(アマチュアレベルの話で言えば)使えます。どうしてもBRがよければBR2032を使えばいいだけです。そこは自己責任で判断です。

 

で、パナソニックのBR2330の容量は255mAh、CR2032の容量は225mAhなので、1割程度若干寿命が短いということになりますが、今回のメンテで電池ホルダーをつけるので、10年後に電池を入れ替えればいいだけの話です。

ちなみにBR2032の公称容量は190mAhですので寿命は2割ぐらい短いです。

 

はい。電池ホルダーをつけて、CR2032を入れました。マイナス側の記号に電池のプラスが見えていますが、電池の入れ方のセンスが悪いだけで、電気的にはちゃんとプラス側の線につないであります。

そのあと、もとに戻してからオシロの電源をONにします。

 

 

このように消えてくれれば作業完了です。

 

 

じつは、電池を交換してから元に戻して電源ONにしただけでは、どうもバッテリー警告が消えないようです。取扱説明書にも書いてあるのですが、警告が出た後、オシロの上側にあるキーを押せばバッテリー警告は消えるのですが、電源をOFFにして、再度電源をONにすると、再びバッテリー警告が出ます。

 

つまり、何らかのリセットが必要だ、ということのようです。

まあ、そういう場合は、何かボタンを押しながら電源をONにすることでたいていはリセットされます。

試した結果、MENUボタンを押しながら電源ONで、少なくともバッテリー警告についてはリセットされるようです。

 

(当然、こういう操作は、マニュアルに書かれている方法でもないので、結果については一切保証できませんが、少なくとも私の手元にあるCOR5521は、意図的に電池を外して再度BatterEmpty状態にしてみてから、Menu+電源ONで、起動すると、バッテリー警告が消えて、その後電源をoffにしてから再びONにしても警告が出ないことを確認済みです。ちなみに私のCOR5521のROMはVer 1.10でした。)