ジャンク品のTA-F333ESXとTA-F555ESR(3) TA-F333ESXのフラグ回収 | そうそう変わるもんじゃねえな (前略、ドイツにて。あらため)

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ゆるーく日常をつづります。と言いながら、6年ぐらいほったらかしにしていたブログ。2018年に入ってから思うところあって復活したけれど、とりあえず三日坊主の危機は脱出。でも、あまり更新しないなぁ。

さて、この話の続き

 

 

ジャンクのTA-F333ESXの本体を分解し、埃をきれいに落とした後、再び組立てていきました。最後にバックパネルを取り付ける前にリレー接点をクリーニングしようとおもってスピーカー端子基盤を見たところ、

基盤が折れていました。

 

 

おそらく、アンプ裏面のスピーカー端子を下から上に押し上げるような力が加わった結果、基盤が割れた(折れた)ようです。

 

想像ではありますが、アンプをオーディオラックから引き出す際に、引っ張り出しすぎていきなりアンプが落下しそうになったけど、スピーカー端子がオーディオラックに引っかかってかろうじて落下を免れたけど、スピーカー端子ににアンプの全重量を乗って、内部のプリント基板が折れた、という感じの損傷かなと思います。

 

さっそくスピーカー(B)の端子を外します。銅のパターンにはクラックが入っていませんが、ハンダが割れかかっていますので、はんだをやり直しました。

基盤の部品面の割れをカッターで彫り込みます。

 

エポキシを流し込んで、基板を平らに整形しなおします。そしてスピーカー端子をプリント基板にはんだ付けしなおします。

 

リヤパネルも元通りつけていきます。

 

結局、ジャンク品のTA-F333ESXにフロントパネルを戻しました。スピーカー端子の基板が折れていたこと以外は、大きな不具合はありませんでした。

 

バイアスとDCオフセットを調整してからスピーカーに繋いで音出しをしました。

スピーカーA出力にONKYOのD112NFXをつないで、スピーカーB出力には JBL 4312BMk2をつないでみました。

 

スピーカーと自分の距離次第ですが、スピーカーから1メートルぐらいの距離で音楽を聴くのならば、迷うことなくD112NFXです。明らかに臨場感/没入感が違います。空間の中でどこに音の位置があるのかリアルにイメージできます。仕事中に小さめの音でBGMをかけたりするのにも、D112NFXです。一方でスピーカーから3メートルほど距離が稼げるのならばJBL4312Mk2かな。当たり前な話ですが、4312Mk2のサイズの3wayスピーカーを近すぎる距離で鳴らすと音の定位がめちゃくちゃです。

 

1日かけての音出しはそれなりに楽しめました。TA-F333ESXは名機だと思います。ただ、現在は555ESRと自作真空管アンプを常設アンプにしているので、押し入れにしまうしかないのですが、重ねて積み上げておくには重量がありすぎるので、下のアンプがつぶれます。アンプを縦にして保管し、アンプ同士を重ねないようにします。

 

 

 

こうやって見ると、当面は使わないのに整備済みのTA-F333ESX2台とTA-F555ESR1台保管とか、贅沢ですね。