450 smart Brabusのパドルシフトの修理。 | そうそう変わるもんじゃねえな (前略、ドイツにて。あらため)

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ゆるーく日常をつづります。と言いながら、6年ぐらいほったらかしにしていたブログ。2018年に入ってから思うところあって復活したけれど、とりあえず三日坊主の危機は脱出。でも、あまり更新しないなぁ。

備忘録です。

写真撮るのめんどくさいので、文字だけ。

 

 

現象:ステアリング右側のパドルシフト、シフトアップだけ動作がおかしい。というかシフトアップしない。

しかも、気温が高い時だけ。 

ホーン配線につなぐ抵抗値の違いでシフトアップ、シフトダウン、ホーンを切り替えているのだけど、気温変化でシフトアップしないということは、 

 

1)パドルシフトスイッチのそばにある抵抗が死にかけていて、気温が上がると抵抗値がずれる。

2)タクタイルスイッチの接点不良か酸化膜があって抵抗が発生した結果など。

 

のいずれか。

 

実態:

分解した結果、タクタイルスイッチのボタン(防塵、透明なウレタン製かな?)が、見事に溶けてべとべとになって、パドル動作でスイッチの接点が動いていなかった。べとつきはウレタンの加水分解。

接点は、タクタイルスイッチを分解して確認したところ、金メッキ接点で、ダイヤフラム(ダイアフラム)の内面(接点に接触する面)も金メッキ済み。驚いたのは同一のダイヤフラムを2枚重ねにしてクリック圧を調整していること、。信頼性向上でかなりコストをかけた作り。

 

対策:

  • タクタイルスイッチの防塵カバー(青い部品、4か所をツメでで止めている)を外し、加水分解したウレタン中央の突起をφ3mm打ち抜きポンチで打ち抜く。ポンチはダイソーで購入。
  • 厚さ2.5mmのゴムシートを打ち抜きポンチでφ3mmのゴム部品を作成。
  • ウレタンの防塵カバーの打ち抜き部分に、ゴム部品を置き、セメダインスーパーXでゴム部品とウレタンの防塵カバーを一体化させる。貼り付ける。
  • 防塵カバーを元通りタクタイルスイッチに戻す。
 
動作確認:
 正常に動作を確認しました。
 
その他(ハンドルの取り外し備忘録):
  • バッテリーのマイナスを外す。
  • ステアリング位置はセンターにしておく。
  • T40 ロングでステアリングのねじを外す。ねじが緩んだら、ハンドルをガコガコゆすって、外れるようにしておく。
  • ステアリングのねじは、カバー内で抜け切るとことまで回さないtいけない。
  • ハンドルをコジりながら引き抜く。抉る方向はステアリング3時方向と9時方向を両手で握り、シャフトを支点として3時と9時部分をシーソー状態に押したり引いたりする。ステアリングシャフトを回さない。
  • ステアリングを引き抜く際は、勢いよく引き抜くと、配線が断線するので引き抜いた際に5cm以上引き抜かないように、椅子の位置を調整するなど、注意すること。
  • ステアリングを引き抜いたら、ステアリングシャフトへの固定ねじをある程度〆こんでおく。(ねじ山が嚙んでいればOK.。