まだ途中だったんですよね…不妊治療記録が。
えーと。
確か前回が1回目の移植が陰性だったっちゅうところで終わったので、その後。
私は、今回が陰性だったら別れてね、と旦那に伝えていました。
なので、ああ、もう離婚だな。
なんて言おう。
妊娠もしてなくて、離婚もされて、旦那はショックだろうな…
なんかかわいそうだな
と思っていました。
頭の中でどんな風に伝えたらいいんだろう…とずっとずっと考えていました。
でも自分ももうこれ以上いたずらに年齢を重ねていくのは嫌だったので、仕方ない、次に進むために言わなければ。
20代だったらなぁ。
もう少し猶予を持って治療に臨めたのになぁ。
卵もまだあるし、もう少しチャレンジできたのになぁ。
でも仕方ない。
これもあの時旦那がさんざん子作りを拒んだせい。自業自得だ。
旦那の帰宅。
妊娠してなかったよ、とだけ告げる。
旦那 そっか。
あれ？思ったよりショック受けてないみたい。
旦那 で、次いつ移植やる？？
私 いや…言ったでしょ？？今回だめだったら、離婚してって。
旦那 え、今回って、まだ卵残ってるじゃん。
私 いやいや、今回の移植で、って意味だよ。
旦那 いや、俺は今回できた受精卵全部チャレンジしてって意味だと思ってたよ。
…………。
『今回』の意味違えてたー！！
いや、私の言い方も確かによくなかった。
今回、について、詳しく言ってなかった。
今回の移植で、って確かに言ってなかった。
そんなこんなで、じゃあ、残ってる卵なくなるまでね、って再確認して次もチャレンジしてみることに。
私時間ないんだけどなー。
妊娠できないなら、早めに次の人探して赤ちゃん欲しい。
旦那とじゃ、次妊娠できても2人目は難しいし…。正直、いろいろあった不妊治療期間の間に、旦那に家族としての情はあるけど、旦那との未来より他の人との未来を考えるようになってしまったんだ…。
でも、旦那の顔見てたら今回の移植だけ！って突っぱねることがどうしてもできなくて。
私は離婚しても他の人と再婚して子どもを授かれるかもしれないけど、旦那はきっともう結婚しないだろうな、と思ったから。自分の体のことを知ってしまった今、きっともう結婚はしない。
そうすると、旦那の子どもを産んであげられるのは私だけ。
まだ妊娠の可能性があるならチャレンジしてあげたいと思った。
そして旦那も切羽詰まっているのがようやく理解できたのか、自分なりにいろいろ調べて先生に質問したり提案していた。
次はアシステッドハッチングを試したい。
一個戻すより二個戻す方が妊娠率があがると聞いたが本当か？本当なら、二個戻したい。
などなど。
結果、2回目の移植はアシステッドハッチング➕二個戻しをすることにして、めでたく娘を妊娠することができたのでした
長くなってしまうので、私の不妊治療記録はここでおしまいにします。
さんざん、旦那のせい、旦那のせい、と言ってきたこのブログですが、私は今旦那には感謝しています。
旦那が不妊でなければ、今の娘には会えなかったから。
自然妊娠していたら出会えなかった娘。
気難しくてなきむしでわがままで手のかかる娘なんですけど、本当に本当にかわいくて宝物。
自然妊娠していたら、別のかわいい子どもと出会えていたことはわかっています。その子が生まれたら、その子だってもちろん宝物だったでしょう。
でも、今の娘に出会えなかったことは確実で。娘を見ていると思います。お父さんが普通の体だったら生まれてこなかった子なんだなぁ…って。
だから、今の娘に出会わせてくれた旦那には感謝しているんです。
そして頑張ってお腹にしがみついて大きくなってくれた娘にも感謝しています。
一緒に移植したもう一個の卵ちゃんが流れてしまっても、お腹にしがみついてくれていた娘。
頑張って大きくなって元気に生まれてきてくれた娘。
私をお母さんにしてくれた娘。
家族に笑顔を戻してくれた娘。
人生に無意味なことってひとつもないんだなぁと思います。
ひとつだけ、私がこの選択をするにあたり、ものすごく傷つけてしまった人がひとりだけいます。もしかしたら私がその人の人生を変えてしまったかもしれません。
その人にだけは、本当に謝りたいし、同時に支え続けてくれたことにとても感謝しています。