「ねぇ、あと何キロかな?」
口をついて出てくるのは、このワード。
(頑張れ、頑張れ、私。もう少し)
しかし、私は誘惑に負けるのです。頂上すぐ近くに、三福だんごや鍋物などの出店があったり、お土産屋に足を運んだりと、時間を消耗し、お昼を過ぎて、頂上まで登りきったのでした。
甥っ子は清々しい気持ちで景色を見渡し、カメラ小僧と化し、一心不乱に写真を撮っておりました。
私は、三福だんごやきのこ汁、などを食したため、太陽の暖かさと満腹感、疲労とで、眠ってしまったのでした。
約30分ほど、眠っていると甥っ子が、
「あれは写真に撮るべきじゃない?」
と私の景色の一部を指差しました。
スカイタワーもうっすら見えるから写真に収めたかったのですが、私のカメラではスカイタワーがよく分からない状態。
カメラ小僧と化した甥っ子の写真に頼ることにして、私は高尾山から見える景色を堪能したのです。