さぁ、お目当ての高尾山。がんばるー!なんて、意気込んだ私。そして、そのコースの第1歩目。
(ポキーン・・・無理だ。こんなの無理だ)
10%を越す上り坂が何層も何層も続いているのです。
「マジか。ばばぁのこのご老体にやれるのか?」
隣にいた甥っ子は苦笑い。
でも、挑戦しなきゃ。これは、仕事のためにも良い経験。良い参考となる場所。そう心に決め、ゆっくりとゆっくりと登ったのです。
1層登ると道脇にベンチがあり、少しの休憩をとれるようになっています。
私は上り坂が本当に嫌いで、嫌で、どうしようもなく沈んだ気持ちになるのです。
しかし、可愛い甥っ子が私の相手をしてくれている、なんらピンクな気持ちと、仕事のため、そして以前よりは体力もついているだろう小さな自信、そんなもろもろな感情が私の支えになり、ゆっくりではありますが高尾山に挑戦することが出来ました。
息遣いが苦しい私の横を、保育園児や小学生がさっそうと通り過ぎる。
「負けてられないね」
なんて言いながら、早足でその子達と競争してみる。
私の無駄な闘争心は、すぐに体力の無さに負けていったのでした。