おはようございます。
霧のような雨の東京の朝です。灰色の雲、冷たい風がより寒さを感じさせます。
今日はバレンタイン ディですね。
義理とはわかっていても頂くと嬉しいものですね。
今日のお題。 「とことん」
「とことん」は、一般的には最後までとか、納得するまで、という時に使われて
後ろには、「やる」 とか 「やれ」などが付きます。
しかしこの擬音のような、とことんの語源は何だろう?と思い
ちょっとネットで調べてみました。
十返舎一九著『東海道中膝栗毛 六・上』(1802-1822)の中に囃し言葉として
「わしどもやるべい、 みんなそれからトコトントコトンと、 はやしてくれさっしゃい」と書かれています。
明治元(1868)年に官軍が江戸城に進軍する際の行進曲
「トコトンヤレ節(一説に芸妓中西君尾の節)」の中で「トコトンヤレトンヤレナ」の形で登場し
明治最大の流行歌になったと言われています。
「トコトン」の言葉自体は江戸時代に既に存在していたようですが、
元々は囃し言葉・太鼓の音等のニュアンスが強く、又辞書への登場も比較的新しい様子で
戦前の辞書等では、舞踊の足拍子の意味も記されている事を考慮すれば
本来は踊りの足拍子・太鼓の音・囃し言葉等の意味だったのが、
明治元年の「トコトンヤレ節」の流行以降に、その軽快さと威勢の良さも手伝って
徐々に慣用的に「とことん」の言葉が遣われるようになり
現代的な意味が加わったと考えても不自然ではないと思いますので
現代の「とことん」の語源は「トコトンヤレ節」に由来すると考えます。
情報言語学研究室-ことばの溜め池-
菊池真一研究室-日本語・講談・漢字- より抜粋させて頂きました。
元々は足拍子であり、囃し言葉であり、進軍行進曲のフレーズだったりしながら現在に至り
現在の使われ方になったんですね。
調べてみると面白いものですね。
さぁ、今日もとことん仕事します!
それでは、、また。
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