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ツール・ド・フランス

先週の日曜日、ツール・ド・フランスを観に行った。理由はただ何となく、有名だから観に行ってみようかという軽い気持ちだったが、なかなか楽しめた。すでに1週間以上が経過したが、感動を忘れないためにもブログに写真をアップしておきたいと思う。


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まず、生で見ると迫力が伝わってくる。ネットの動画配信やテレビだと、ついつい選手の国籍や順位やタイムやウェアーのセンスなどに目が行きがちなのに対し、生だとあまりの速さにそんな細かい情報などいちいちチェックしていられず、見ること自体に集中せざるを得ないわけで、スピードと躍動感とに圧倒される。

自転車は、腰掛けて少々前のめりになって漕ぐものだと認識していたが、実際は、上体を丸めた体勢とも言うべきで、大きいはずの自転車が小さく見える。立っているのか腰掛けているのか判断しかねるほど下肢が激しく運動していて、立ったままお尻を振っているみたいだった(でも、所謂立ち乗りとはや立ち漕ぎとは異なると思う)。ひたすら漕いでお尻を振っている姿はほんっとに感動的だった。

なにより、沿道に駆けつけるとなると待ち時間が生じるのだが、そのじれったさのおかげで、走者のペダルを漕ぐ音が近づいてくると、いっそう喜びがこみ上げてきて歓迎モードになる。

シャンゼリゼ通り周辺の道路や地下鉄駅の閉鎖時刻を手がかりに、15時か16時には第一団が到着かと睨んで14時45分にジョルジュ・サンク駅のあたり(ルイ・ヴィトンの向かい)に陣取ったが、やってくるのはひたすらキャラバン一隊、すなわちスポンサーの楽しい楽しい宣伝カーと、救急や技術スタッフ系の大小の車両ばかり。彼らのパフォーマンスを見ているのはじつに愉快ではあったが、沿道の人々もだんだん待ちくたびれていたと思う。結局肝心の走者たちが到着したのはたしか16時40分を廻っていた。自転車がやってくるたび、拍手や叫び声やらで沿道が盛り上がって、みんなうれしそうだった。

じつのところ、はじめは自転車レースでこれほど盛り上がる理由があまり分からなかった。勝手に、フランス人はスポーツが好きなのだと流してしまっていた。が、スタッフやサポートメンバーの規模からして大がかりなレースだった。スポンサー(特に食糧やレンタカー)の車はじめ、警備や救急の車、予備の自転車を山ほど積んだ車に導かれ追尾されて、まさに走者は花形スターといったところ。かっこよかった。