血糖値スパイクとは食後の血糖値が急上昇し、その後急降下してしまう現象のことです。
これは何も糖尿病の有無の問題だけではなく、どなたにも起こりえる現象なので注意が必要です。
血糖値スパイクを起こすと、血管の壁が傷つき動脈硬化が進むだけでなく、全身においても炎症が起こりやすくなるため、糖尿病・がん・脳梗塞・認知症・心筋梗塞のリスクが上昇してしまいます。
すなわち、体内炎症を起こすことが問題になるわけです。
血糖値スパイクを起こしにくくする方法は、いくつかあるのですが、今回は2つお伝えします。
① 食事は最低30分、時間をかけて、よく噛んで、ゆっくり食べること!
早食い傾向になるとGLP-1などの消化管ホルモンの分泌が不十分になり、その状態で炭水化物などの糖質が胃を通過し、小腸でブドウ糖として吸収されるため、血糖値の上昇を招きやすくなります。
② 朝食を抜いたり、遅い時間の夕食や長い空腹時間を作らないこと!
空腹時間が長くなると、インスリンが効きにくくなったり、または分泌が遅れるなど乱れやすくなり、血糖値を維持相としてグルカゴンというホルモンが分泌されることで血糖値が上昇しやすくなります。
特に夕食は20時までに済ますよう習慣を変えましょう!
「何を食べる」のかも大切ですが、「食べ方を工夫」するここも体内炎症のリスク軽減に大きく影響します。
