リンは欠かせない栄養素です。通常、カルシウムと結合すると強固となり骨や歯などを形成します。
しかし、摂りすぎると腎臓に負担がかかったり、カルシウムのバランスを欠いて骨からカルシウムが溶け出てしまう骨粗鬆症の原因になったり、さらには血管や心臓、腎臓などの臓器でカルシウムと結合して沈着してしまうので少し厄介です。
リンには有機リンと無機リンとがあり、肉、卵、豆などに含まれる有機リンは40~60%ほどの吸収率に比して無機リンは90%以上ととても吸収率が高く臓器に負荷を与えてしまいます。
ゆえに避けるべくリンは「無機リン」で、無機リンは添加物や加工食品に多く含まれ、加工食品に表示されている「リン酸塩」というものもこれにあたります。
まずはスーパーで売られている総菜のような調理、加工された食品の利用をできるだけ減らすことがポイントで、加工されていない生鮮食品などを選び、家庭で使う調味料はシンプルなものに変えましょう。
さらには菓子類の添加物やクリームを使ったものは極力減らすようにします。
できるだけ食べないようにするのが良いのですが、ハムやウインナー、ちくわなどの練り物は少し面倒でも、下茹でか湯通ししてから食べるようにします。
リンは水に流れやすい性質がありますので、ひと手間加えるだけでも、リン削減できますよ。
