高血圧が身体に良くないことは誰しもわかっていることですが、急な天候の変化があると体調不良を起こすように、急に血圧が上昇することも問題です。

 

「高血圧脳症」とは、寒暖差のある場所の移動や急激な興奮状態などにより血圧が急上昇することで、頭痛、吐き気、けいれん、意識障害などの中枢神経症状を呈してしまうことをいいます。

放っておくと命にかかわることなので早めの対応が必要です。

 

原因としては、持病に高血圧や腎臓病がある方や脳のむくみによっても引き起こされる原因の一つとされているのですが、とにかく、急激に血圧が上昇させてしまうことが危険ですので、普段から血圧管理を行い、安定するよう工夫しましょう。

 

しかし、高い血圧をいきなり正常値まで下げてしまうと、脳に送られる血液が急に減って脳に障害を起こす危険性があるので危険です。

まずは医師の指示に従いながらカルシウム拮抗薬などの薬剤で血圧管理を行い、血圧を安定させる治療が先決です。

 

どのような体調不調も、自律神経不調による感情の起伏、血圧や血糖値の乱高下…ホルモンの乱れなど、急激な変化は身体にダメージを与えてしまいます。

 

メンタルをご自身で安定させるよう、心がける健康管理はとても大切なのです。

そのようなことから考えると、睡眠時間の確保や1日5分程度でも、軽いストレッチやヨガ、瞑想などは良い習慣かと思います。