お酒を飲む習慣がないのに「ɤGTP」が高いといわれたり、太ってもないのに医師から「脂肪肝」の疑いといわれた方は要注意! 肝機能障害を起こしているかもしれません。
通常、「ɤGTP」という検査数値はアルコール性肝炎もしくは薬剤による影響も考えられます。
頭痛持ちで結構頻繁に鎮痛薬を飲んでいたりする方もご用心!
そのような方は対処治療でなく、根本的な改善を試みるようにしましょう。
その他にアルコールも薬剤習慣もないのに、肝機能に問題が見られる場合は、ズバリ、加糖ジュース を見直してみましょう。
加糖ジュースとは通常の甘いジュース以外に野菜ジュース、スポーツドリンク、エナジードリンク、100%果汁ジュースも含まれます。
例えば、ミカンをそのまま食べるならまだいいのですが、ミカンを絞ったジュースを飲むと繊維質も少なく、吸収速度も速くなり、酵素で分解するのが間に合わないため、果糖のまま肝臓に届いてしまい肝臓を傷めているとのこと。
最近の研究において、果糖が直接肝臓を傷つけていることがわかってきており、また米国の12万人を対象に行われた大規模調査では、炭酸飲料やスポーツドリンクなど甘いジュースを飲みすぎると、肝臓以外にも心臓病やがんで死亡するリスクが高まることが明らかになっています。
結構身近にある「加糖ジュース」や食品で使われている「果糖ブドウ糖液糖」という甘み成分はスーパーで販売している商品の9割に使用されていて、まったく避けることはできませんが、調理においても意識して減らすようしましょう。