英科学誌「ネイチャー」に掲載された研究報告によると、大腸がんの発症に一部の大腸菌から産生される「コリバクチン毒素」が関係している可能性があると報告されました。

 

コリバクチン毒素は細胞のDNAを破壊して変異細胞を生み出すとされ、コレバクチンを産生する大腸菌は、健康な人で20%ほど、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クロ―ン病など)の人で40%、大腸がんの人でなんと60%も確認されたとのこと。

 

コリバクチンは食事と大きく関連しており、赤肉、加工肉(ハム、ソーセージなど)、乳製品、フライドポテト、卵、甘いデザート、精白した穀物、バター、マーガリンなどを多くとる傾向にある西洋型の食事スタイルの人に多く見られます。

 

いろいろ腸活をしていても、このような食事スタイルを見直さない限り、焼け石に水になってしまいます。

腸を汚さない食事スタイルの改善が腸活の第一歩です。

 

さらに、このコリバクチン産生する大腸菌を減らすには、緑茶摂取にて40%減、マンガン摂取で50%減という報告があります。

マンガンは植物性の食品が主な供給源で、全粒穀類、豆類、ナッツ、茶葉などに多く含まれます。